眼鏡処方を考える
ユーザー本位の眼鏡処方を推進する会
ここは「ユーザー本位の眼鏡処方を推進する会」のサイトです。
この会は、全国各地の眼鏡技術者の有志によって構成されています
 
 眼科が発行した眼鏡処方箋でのトラブル等、ご相談も受け付けています。
下のメールボックスをクリックしてください。


私たちの主張

眼科で眼鏡適用と見なした人に対する眼鏡処方については、眼鏡店でも
処方が可能だと考えられる場合には、眼科では眼鏡の度数を決めないで、
その度数選定は眼鏡店の眼鏡技術者に委ねるのがよい。

もし、「それではどんなメガネができるのかわからない」という心配があれ
ば、屈折度数(自覚検査での全矯正値)を書いたものを眼鏡ユーザーに渡
して、それを参考にして眼鏡店で調製度数を決めるようにすればよい。


眼鏡ユーザーや、眼疾患などで眼科での診療を必要とする人達のため
には、眼科と眼鏡店は良き協力関係になるのが望ましい。

しかし、眼科が眼鏡処方箋を発行する限り、眼鏡店と眼科は全面的な
同志にはなれない。眼科と眼鏡店で何かもめることがあったとすれば、
そのほとんどが眼科の発行した眼鏡処方箋に起因している


眼科が眼鏡処方箋を発行するのをやめれば、眼科と眼鏡店の間に
もめる要素はほとんどなくなる。それは国民にとって何よりの幸せである。

眼科も眼鏡店もユーザーも、わずらわしい眼鏡処方箋から解放される
ことは、良きことである。それはまさに三方一両得と言うべき賢策である。


主なコンテンツ
私たちの主張の理由
公開質問
眼科への報告書
メガネ店の眼鏡処方は違法か
この措置を実行した場合のメリット
眼科で眼鏡処方をする眼鏡技術者
眼科処方箋は誰の味方か
眼鏡店ではできない眼鏡処方とは
眼科処方箋アンケート
遠近累進メガネは眼科処方に向くか
新事例
栗原医師との討論
参考資料
寝 亀 と 王 様
あなたに望むこと
この会の代表者
会員の意見
眼鏡技術者の公的資格について
眼鏡調製依頼書の書式例
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~トピックス~

本会の顧問が
全国の眼鏡技術者向けの
技術教本を発刊しました


岡本隆博著
『眼鏡処方の実際手法』
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http://www.ggm.jp/labo/books.html
公益社団法人・日本眼鏡技術者協会
津田節哉会長様
愛知県眼鏡小売商共同組合
平岩幸一理事長様
2015.1.15   ユーザー本位の眼鏡処方を推進する会 岡本隆博


まず、平岩氏に。

眼鏡業界の各業界誌に掲載された、平成27年・年頭所感
の中の、「眼科医連携で最適なメガネ作り」と題した貴殿の
手記を拝読して、私が感じた疑問点についてお尋ねします。

質問に入る前に、愛知県のメガネの小売組合の
組合員である戸田メガネさんのHP
http://www.megane10-01.com/toda/index.asp
(2015.1.15現在)
から、一部引用します。

(引用はじめ)
安心の眼鏡処方せん保証システムのご紹介
愛知県眼鏡小売商共同組会加盟店では処方箋でお作りした場合
ご希望で保証カードを発行しております。 保証内容は
①処方箋でメガネを調整し、万一不都合が生じた場合は、再度同
一の眼科医による受診をお勧め し、処方箋が変更された場合に
は、無料でレンズを交換致します。(発行日より3ヶ月 間)
 ……中略……
愛知眼鏡組合員との非組合員の差は何か?↓

http://aiweb.or.jp/megane/htm/gaiyo.htm
(引用おわり)

質問1

(平岩氏の年頭所感から引用、はじめ)
《眼科医との緊密な連携は欠かせません。……中略……
とりあえず各地域の眼鏡組合や眼鏡技術者協会支部が
中心になって、眼科の先生がたとの意思疎通を密にして
連携を深めることが大切です。
眼科医会の指定店制度などをより効果的に機能させること、
また、その制度のない地区では眼科医会と話を始めてみる
ことが重要です。
患者(消費者)さんに見える形での眼科医さんと
眼鏡技術者の紹介制度=協働関係は、消費者にとって、
きっと歓迎されるのではないでしょうか。》
(引用おわり)


貴殿は、私が把握している範囲では愛知県と岐阜県と
高知県ですでに行われている下記の方法を、全国各地に
広げたいという希望をもっておられるのですね。

〔方法〕 眼科の処方箋でメガネを作る場合に、
    指定の組合店などで作れば、見え方が
    思わしくない場合の、眼科での再処方の
    場合のレンズ代は店が負担するという
    方法。

〔効用〕 指定店で作れば、その場合でも眼科は
    自分の腹が痛まない、というか、他の店で
    作ってやり直し処方になった場合には、
    その店へ看護師が電話で「無料入れ替え」
    の「お願い」をしたりすることになるが、(注1)
    この制度があれば、そんなお願いをする手間が
    省けて楽、というわけである。
    なので、眼科は、組合所属店での眼鏡購入を
    強く勧めるようになり、組合加盟店では眼科の
    処方箋持参客が増えて売り上げアップになる。


私は少し前に愛知県の組合員の戸田メガネさんに
公開質問をしまして、そこにおいて、この
方法についての質問もしました。
しかし、まだ戸田さんからも貴殿からも
お返事をいただいておりません。↓

  http://www.ggm.jp/ugs/q/1412153.html

「ユーザーに負担をかけない」という主旨はよいとして、
処方の「責任」は眼科にあるのですから、眼科がやり直しの
レンズ代金を負担するのがものの道理というものですが、
眼科はそれをしたくないから、メガネ店からの
「タダで入れ替えまっせ~」という申し出に、
喜んで乗ったのでしょう。

岐阜県で、メガネ店の申し出で始まったこの方法は、
眼科処方箋による眼鏡製作を組合店で
あわよくば独占したいという
そろばん勘定優先の発想によるものであり、
眼鏡「士」としての矜持をかなぐり捨て、
メガネ屋が眼科医にもみ手で擦りよった、
商売第一の見苦しい構図だと、私には見えます。

貴殿は、この方式だと、

1)メガネ屋は、たまにはこの無料サービスで
 少しの損は生じるが、それはさほど頻繁に
 あることではないし、この方式をせずに
 処方箋客を逃がすよりも、この方法で処方箋客が
 増えるほうがはるかに「得」だ。
 ほかの組合員店も処方箋客が増えたと喜んでいる。

2)眼科は、ヘタな処方箋を書いても、あとの
 尻拭いをメガネ屋がしてくれるから気楽、だと
 眼科も喜んでいる。

3)ユーザーには、再処方によるレンズ入れ替えの
 負担がないので、ユーザーも助かる。


という三題話で、これはトリプルウインの方式だという
自負があり、その商業的な効果に自信もあるのでしょう。
それで、貴殿はこれに自信を得て、念頭の挨拶で
他県の組合員にも「督励」した、ということでしょうね。

しかし、そこには、専門職としての眼鏡「士」の
矜持はまったくないし、眼科が自分の不始末(?)を
自分で解決しないという不合理性が見られます。

また、一式5000円くらいのメガネしか買えない
低所得者とか、フレームのスタイルにこだわる
ユーザーへの配慮もなさそうです。
(本稿末尾の「想像話」もご参照ください)

それと、眼科での眼鏡処方に緊張感がなくなって
その技術レベルの低下が懸念されます。

また、この方式では、眼科の眼鏡処方のとおりに
できたメガネで見え方がイマイチなのをメガネ店に
相談に行っても、「であれば眼科へ行ってください」
といわれ、あの眼科でこんなことを解決できそうもない、
なのに、検査料金をまた払わないといけないのだろう」、
と思って、あきらめてしまう、という人もいるのでは
ないかと私は思います。

そういう人なら、メガネ店へ見え方の不具合で
相談に来たときに、門前払いをするのではなく
メガネ店で測ってあげたほうが、よほど「ユーザー本位」
ですよね。

そして、どのみちタダでレンズを入れ替えるのであれば、
自店で測ったほうが確実性は高いと思いませんか。

この私の意見に対する貴殿のご感想や反論をお聞かせ
いただければ幸いです。

なお、こういう方法ではなくて、眼科で「この人には眼鏡処方が必要」
とみなした患者さんには、「どこのメガネ屋でもよいが、
このリストにあるメガネ屋さんなら、上手に測って
くれますよ」と言って、組合店での測定処方と調製を
すすめる、というのであれば私は良い方法だと思います。

なぜそれがよいのか、ということについては
下記の記事をお読みください。

  http://www.ggm.jp/ugs/shicho1501041.html
 
 
(注1)そういう「電話による依頼」を眼科から
    受けたメガネ屋は、たいていの場合、
    眼科に対する点数かせぎ、眼科に睨まれたくない、
    お客さんに良い印象を持ってもらいたい、
    ということで、その無料サービスを承諾するが、
    安売りチェーン店などでは、ドライに割り切って
    承諾しないところもあるだろう。


質問2

貴組合では、眼科へ眼鏡店の人間が出向いて眼鏡処方に
携わることについて、特に禁止をしてはおられないのですよね。
そうであれば、下記のサイトをお読みいただき、

「眼科で眼鏡処方をする眼鏡技術者」
   http://www.ggm.jp/ugs/150113111.html

2-1
眼鏡技術者が眼科の中で行なう眼鏡処方(非医師の
判断で度数を決める)の違法性あるいは妥当性について、
貴殿はどのように解釈しておられるのかを
お聞かせいただきたいと思います。
  
2-2
愛知県の組合員のうち、眼科へ出向いて眼鏡処方をしている
店がどれだけあるのかということについて、貴殿は把握して
おられるでしょうか。


質問3

眼科の処方箋でメガネを作って、その見え方について
お客様が店にクレームで来店されたとして、
加工精度や装用状態に問題はなく、どうやら
度数に問題があるようだ、と思ったときに、
貴殿はどうされますか。

A(  )自店で測定して、よりよい度数があれば
    無料でレンズを入れ替える。
B(  )眼科へ行ってもらって、再処方の処方箋を
    もらってきてもらい、無料で入れ替える。


質問4

上記の質問3の回答がBであったとして、
再処方の度数で作りなおしても、うまくいかなかった
場合には、貴殿はどうしますか。

A(  )もう一度眼科へ行ってもらう。
B(  )今度は自店で測定して、無料で入れ替える。
C(  )レンズの無料入れ替えは一度だけなので、
     次は有料になりますが、と言って
     承諾を得れば、自店で測定する。


質問5

貴店のおなじみ様が、眼科発行の眼鏡処方箋を
お持ちになり、「あの眼科の測定方法は、おたくよりも
ずっといい加減だった。おたくでもう一度測定してほしい」
とおっしゃったら、貴殿はどうしますか。

 * これらに関しては下記の記事もご参照ください。

   「眼科処方箋アンケート」」
     http://www.ggm.jp/ugs/1412281.html

質問6

将来もし眼鏡士が国家資格になったとして、
それが業務独占資格であったとしましょう。
そうすると建前としては、どの店でもそこそこの
技術レベルがあるわけですよね。

6-1
それでも、やはり貴殿は、貴県では眼科の処方箋には、
組合員の店を「レンズ入れ替えが無料の店」として
一覧紹介してもらうおつもりでしょうか。

6-2
たとえば、医師が薬の処方箋を発行したとして
その裏にその県内の組合所属の薬局の名前が一覧で書いてあり、
「ここなら、同じ病気に対して二回目の薬は割引に
なりますよ」とその医院の看護師が言ったとしたら、
言われた人はどう思うでしょうか。

6-3
眼鏡士が国家資格になって、いまの愛知県での
「処方箋客にはレンズ入れ替えをタダにするので
組合員の店へどうぞ」という方策をやめるとなった
場合には、眼科医はどういう対応に変わるか、
ということも考えて、貴殿は、貴組合のご自慢の
やりかたを実施なさっているのでしょうか。


質問7

上記の質問1で引用したように、貴殿は

(引用はじめ)
各地域の眼鏡組合や眼鏡技術者協会支部が
中心になって、
(引用おわり)


と言っておられます。
しかしこれは、仮にまとまるとしても
各県のメガネ屋の組合と眼科医師会でしか
まとまらない話でしょうし、認定眼鏡士の
団体である技術者協会は、巻きこむべきではないと
私は思います。その理由としては

1)眼鏡「士」としての矜持を捨てなければ、
 こういう無料サービスはできない。
2)組合であれば、それは商業的な色彩が強い団体なので
 話がまとまるかもしれない。


そこで貴殿にお尋ねしたいのですが、
県の技術者協会(組合、ではない)の支部と
眼科医会との間で、こういう「無料サービス」
の話がついた県が、どこかあるのでしょうか。

++++++++++++++++++++++++

終わりに、津田節哉氏にお尋ねします。

質問8

私の知り合いに、大阪の小売組合の理事の人が
いるので、その人に「大阪の組合でも、こういう
無料サービスの話が出ていますか」と聞いてみたら、
下記の回答でした。

「大阪ではそういう話はまったく聞きませんし、
私自身もそういう方法には感心できません。
また、大阪の場合には、組合長の店が
ある病院の眼科から処方箋をどんどん
もらっているので、そういう集団指定の
ような制度に変えようとはしないでしょう」


それで、貴殿にお尋ねしたいのですが、
眼鏡士が国家資格になって以後も、

8-1
個々の眼科とメガネ店との「指定店」制度は
残すおつもりなのでしょうか。
国家資格になってもなお眼鏡処方箋の裏に
特定のメガネ店の名前が印刷してあるなんてことは
まさか、ないでしょうが、患者さんから聞かれも
しないのに、そして、特殊なメガネでもないのに、
特定のメガネ店をすすめるなんて
ことは許容されるのでしょうか。

8-2
国家資格になっても、眼鏡士が眼科へ出向いて
眼鏡処方箋を書く(そこに医師が形式だけの
ハンコをつく)ということが許容されるのでしょうか。

8-3 
国家資格になっても、なお、県単位での、
こういう無料サービスを続行することを
許容していくおつもりでしょうか。

8-4
一部の県で、組合単位で実施されている、
メガネ店から眼科医への賄賂とも
いうべき手段での、眼科処方箋客の
誘引制度についての貴殿のご意見を
お聞かせください。

そういうことをするめがね屋には、もはや
眼鏡「士」としての矜持は無いという
私の意見に貴殿は同意されるでしょうか。


++++++++++++++++++++++++++++++++++

【想像話】

(1)
看護師「はい、眼鏡処方箋です。この裏の一覧表に書いてある
   店でメガネを購入してください」
患者「えっ?……私の行きつけの店はここに書いていないのですが、
   そこで購入してはいけないのですか」
看護師「もし、短時日のうちにレンズ入れ替えとなった場合、
   ここに書いてある店なら入れ替えのレンズ代は無料です」
患者「では、私の行きつけの店でメガネを作って
   見え方が思わしくなくて、ここで再検査して
   再処方されてレンズ入れ替えになった場合には
   私がレンズ代を負担するのですか」
看護師「ううん……、その場合には私がその店に電話をして、
   無料でレンズを入れ替えるように言います」
患者「だったら、行き付けの店で購入しますワ」

(2)
看護師「はい、眼鏡処方箋です。この裏の一覧表に書いてある
   店でメガネを購入してください」
患者「えっ?……私の行きつけの店はここに書いていないのですが、
   そこで購入してはいけないのですか」
看護師「もし、短時日のうちにレンズ入れ替えとなった場合、
   ここに書いてある店なら入れ替えのレンズ代は無料です」
患者「でも、貧乏な私が行くのは、メガネ一式5000円の
   ここに書いてある店では、そんなに安くはできませんよね」
看護師「そんな安い店は技術が悪いから、処方箋どおり正確に
   作れるかどうかはわかりませんよ」
患者「正確にできたかどうか、ここで調べてもらったら
   わかるのではないですか」
看護師「それはそうですが……」

(3)
看護師「はい、眼鏡処方箋です。この裏の一覧表に書いてある
   店でメガネを購入してください」
患者「えっ?……私の行きつけの店はここに書いていないのですが、
   そこで購入してはいけないのですか」
看護師「もし、短時日のうちにレンズ入れ替えとなった場合、
   ここに書いてある店なら入れ替えのレンズ代は無料です」
患者「私は、メガネはボストン型が好きで、多くのボストン型の
枠の中から選びたいんですが、ボストン型を多く置いている
   店はあまりなくて、いつも行く店ならボストン型がたくさん
   あります。ただ、そこはこの一覧表には載っていません。
   困りました」
看護師「……」

(4)
看護師「はい、眼鏡処方箋です。この裏の一覧表に書いてある
   店でメガネを購入してください」
患者「えっ?……私の行きつけの店はここに書いていないのですが、
   そこで購入してはいけないのですか」
看護師「もし、短時日のうちにレンズ入れ替えとなった場合、
   ここに書いてある店なら入れ替えのレンズ代は無料です」
患者「それって、やり直しが二回あってもレンズは無料なのですか」
看護師「……そんなことはめったにありませんが、やはり無料です」
患者「で、再検査、再々検査の検査料は無料じゃないんですね」
看護師「……はい、保険はききますが有料です」
患者「メガネ屋なら検査の料金はいらないのに」
看護師「眼科とメガネ屋と一緒にしないでください」
患者「それで、再検査の結果、元の度数でよいはず、
  あなたの眼が異常なんです、ということになったら
  どうなるのでしょう」
看護師「……だったら、メガネ屋で測ってもらったら
   どうですか」
患者「それだったら、元からメガネ屋で測ってもらったほうが
   よいのでは?」
看護師「……」

+++++++++++++++++++++

* 下記のサイトの中の「津田会長の年頭所感への疑問」
もご覧ください。

    
http://www.optnet.org/namanokoe/
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大阪市生野区・メガネのホシノ様
星野龍一様
2015.1.13 ユーザー本位の眼鏡処方を推進する会 岡本隆博


貴店の宣伝ネットサイトを拝見して、
疑問に感じたことをお尋ねします。

質問1
http://www.ixon.org/(2015.1.12現在)
このトップページの貴店の店名の前に
「眼科指定」を強調してありますが、
貴店を「指定」している眼科というのは、
どこの何という眼科なのでしょうか。
(まさか、それをすべて書ききれないくらい多くの眼科が
貴店を「指定」しているということではないですよね)

質問2
その場合の「指定」とはどういう意味でしょうか。
「この店以外では、この処方箋で作るメガネは
上手に作るのは無理だから、必ずこの店で
作りなさい」と医師が患者さんに強く
めがね購入店を指示なさる、というのであれば、
わからぬでもないのですが、
特殊な度数のものではない、ごく普通の度数の
処方箋を発行した場合でも、その眼科は貴店を
「指定」なさるのでしょうか。

質問3
貴店では「眼科指定の医療メガネ」というキャッチフレーズを
使っておられますが、
「医療メガネ」とはどういうメガネであり、そうでない
メガネとの違いはどこにあるのでしょうか。

質問4

http://www.ixon.org/%E5%BD%93%E5%BA%97%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6.html
(2015.1.12現在)

上記のページに貴殿が日本眼鏡学会の会員であることが、
会員証を写真で示して大きく謳われています。
しかし、同学会の会誌『眼鏡学ジャーナル誌』に所載の
「細則第四条」には下記の文言があります。
(引用はじめ)
第四条 名称の使用制限
 「会員」の名称は営業活動、特に宣伝物
(新聞TVコマーシャル、チラシ、看板等)
に使用してはならない。
(引用おわり)
貴殿はこの規則をご存じないのでしょうか。

質問5

http://www.ixon.org/%e3%83%87%e3%82%b6%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%81%a8%e3%81%af%e3%83%bb%e3%83%bb%e3%83%bb.html
(2015.1.12現在)
     
このページで貴殿はフレームデザインの重要性を
語っておられますが、デザインというのは、単なる
スタイルとは違って、寸法設計まで含めたものですよね。
それで、ここに写真で示されている人のPD(おそらく70mm前後)と
フレームPD(おそらく62mm前後)は、極めて不釣合いであり、
フレームPDよりもPDのほうが1割以上も広い状態であり、
この枠の玉型寸法がもともと狭い(おそらく37mm程度)こともあり、
耳側のフレーム視野がかなり不足している状態です。
しかも、この場合、強度のベイスインプリズムが入るのですから、
フレームの鼻幅はもっと長いもののほうが、レンズの鼻側の
厚みが減って好都合なわけです。
PDとフレームPDの関係において、
こういう不適切な例を、なぜここに、模範例のように
示されたのでしょうか。

質問6
貴殿のサイトにおける眼鏡調製の紹介例では、
マイナスやプラス度が強度である、
あるいはプリズムが強度である、ということから
玉型サイズが小さいフレームで製作したという
事例が多く載っています。
それはよいのですが、玉型サイズが小さくなればなるほど、
鼻幅のバリエーションが必要です。
そうでないと、上記質問5のページの写真のような
ことになってしまうわけです。
当店(メガネのアイトピア)では、玉型サイズが42mm以下の
「レンズが薄く軽くなる」枠において、
鼻幅では、14mmから36mmまでのもので、
500アイテムを超える(色違いのものもアイテム数に
入れた場合)フレームを品揃えしておりますが、
貴店では、そのサイズのものをどのくらい在庫して
おられるのでしょうか。


質問7
http://ixon.org/newpage20.htm(2015.1.12現在)
において


(引用はじめ)
《賢いメガネの買い方:簡単な事です。
メガネ店に行く前に、先ず眼科に行く事です。
これは、専門知識だけでなく強い法的背景を味方にし、
メガネ店の保証でなく、
後で本物の強力な保証になります。》
……中略……
目に異常が無ければ、目の中の調節を司る筋肉などに負担の無い安全な度数が処方されます。
(引用おわり)


このように、貴殿は、眼科で眼鏡処方箋をもらうことを
たいへん重要視されています。
にもかかわらず、貴店のHPには、ご自身による
難しい眼鏡処方の事例がたくさん掲載されています。
これらの眼鏡処方は、眼科で貴殿がなさったものなのか、
それとも、店で貴殿がなさったものなのか、どちらなのでしょうか。

質問8
上記の質問7で引用した箇所のあとに、

(引用はじめ)
もし不良なメガネを作ったメガネ店には、あなたは眼科を背景とした
強力な法律を味方に出来ます。処方箋は、公文書です。 
みだりに度数を変更したり出来ないものです。 
違反すると処罰されます。
(引用おわり)


としてありますが、

8-1
処方箋が公文書、というのが私には理解できません。
なぜそうなのか、その理由を教えてください。
 
* 特定のメガネ屋の名前や地図などが書いてあっても、
   やはり公文書なんですかね。(^^)


8-2
処方箋の度数の通りには作らなかったメガネで、お客さんが、
処方箋の度数よりも具合が良いとおっしゃっている場合でも、
処方箋の度数変更で作ったら「処罰」されるのですか。
されるとしたら、どんな法律により、どのように処罰されるのでしょうか。



質問9
上記の質問1でリンクをかけたページに、

(引用はじめ)
眼科医への診察を最重要と考え、
早期発見・早期治療を推奨いたします。
(引用おわり)(2015.1.12現在)


としてありますのが、貴店ではこれを実行するために、
眼科へ行かずに来店されたお客様に対しては
下記のうちのどの対応をしておられるのでしょうか。

A(  )必ず先に眼科へ行ってもらうようにしている。
   自分は医師ではないから、疾患の有無を確実に
   診断(判別)するというのは無理だから。

B(  )自分は医師ではないが、眼疾患の有無などは確実に
   診断(判別)できるので、自分が診て、眼科へ行く必要は
   ないと判断した人については、自店で測定処方をする。
   もしもあとで自分が眼疾患などを見逃したと判明すれば
   自分は相応の責任を取るつもりである。

C(  )自店での眼鏡処方のための測定において、眼科へ行って
    もらうのがよいと思った人については眼科へ行ってもらうが、
    眼疾患などの見逃しが絶対にないとはいえない。
    見逃しの可能性については、必ずお客さんに告げている。

D(  )おおむねCであるが、見逃しの可能性については
    特にお客様に告げていない。

質問10
上記の質問9への回答がAなのであれば、

10-1
眼科での診察の結果、すぐに治療をすべき疾患はない
という答えになる人は、およそ何割くらいになるのでしょうか。

10-2
Aの経緯で貴店の近くにある眼科へお客さんが行った場合に、
その眼科で貴殿または別の人がなした眼鏡処方
でメガネを作ることが多いのでしょうか。
それとも、眼科では眼鏡処方はせずに貴店で貴殿が眼鏡処方を
するのでしょうか。


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こちらもごらんください↓

眼科で眼鏡処方をする眼鏡技術者
http://www.ggm.jp/ugs/150113111.html





[メール対談]   薬剤師と眼鏡士を比べてみると
click !!


近視手術の後遺症対策研究会
レーシックなどの近視手術を考えておられるかたへ
鈴木武敏さん、あなたはメガネ店が検眼することを
認めるのか認めないのか、どちらなのですか

↑クリックしてください
鈴木武敏医師の主張はおかしいです
↑クリックしてください
 

[対論]
うちの眼科では眼鏡処方はやめません


岡本隆博 x 眼科医



     HARI医師が「眼鏡処方はメガネ屋さんに」と
                                               岡本隆博

   このサイトに、私とHARI医師の議論を掲載したが(上のリンク先)、 その議論から1年ほどたった
   2008年の10月に、私は(岡本)はHARI医師と、今度は緑内障の治療の効果に関して議論をした。
   それについては日本眼鏡技術研究会雑誌77号に掲載したが、 http://www.ggm.jp/ngk/kaishi.htm その議論の中で、
   HARI医師は私に、次のようにおっしゃった。

   ○ 私は最近、若い人をはじめ、普通の屈折状態の患者さんは、 「眼鏡屋さんで直接測ってもらえば?」と言ってます。
     そして、希望のかたには県内の認定眼鏡士のリストを渡しています。
     眼鏡処方という医療行為は、時間もかかるし、人での少ない当院では、あまり積極的にはしたくありません。
     他院では、眼鏡処方を予約制にしている所もありますし。
     眼科でする必要性のない眼鏡処方は、国家資格の眼鏡士がやってくれる時代になればよいと思っています。


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