大阪市生野区・メガネのホシノ様  星野龍一様
2012.10.27   ユーザー本位の眼鏡処方を推進する会     岡本隆博
貴殿に対して謹んで質問をさせていただきます。


   貴店のホームページのトップページ
   http://www.ixon.org/(2012.10.27現在)に下記の記述があります。

   (引用はじめ)
   一般店で難しい、極端な不同視、強度、斜視、弱視もおまかせください。
   眼科の指示に従い無料で作り直しできます。ご安心ください。
   (引用おわり)

    この記述の意味がわかりにくいので、
    これに関してお尋ねします。

 (A)貴店で調製されるメガネの処方は貴店でなさることもあるのでしょうか。
   それとも、貴店で調製されるメガネはすべて眼科処方により調製されるのでしょうか。

   もしも、すべて眼科処方で、ということであれば、貴店から近くの眼科へ
   貴店からどなたかが出向して測定処方をなさるのでしょうか。

 (B)もしも、貴店で調製された、あるメガネの具合が悪い場合、
   あるいは、特に具合が悪いわけではない場合、
   そのメガネをどこかの眼科で調べられて改善の「指示」が出た場合に、
   それがどこの眼科からの指示であっても、貴店では無料で作り直しをされるのでしょうか。

 (C)他店で調製されたメガネでも、どこかの眼科の指示があれば、
   貴店では無料でその指示にしたがって作り直しをされるのでしょうか。

 (D)貴店がよく知らない眼科の処方箋により貴店で眼鏡調製をして、
   それでうまくいかない場合には、その眼科で再処方をしてもらって
   無料で作り直しをされるのでしょうが、それでもうまくいかない場合には
   どうされるのでしょうか。

 (E)貴殿は以前からなぜか視線とレンズの光学中心の一致を金科玉条のごとく強調されています。
   このトップページにかわいい坊やの写真があり、視線とレンズの光学中心との一致が
   述べられていますが、これだと正面を見るときには、たしかにそうですが、
   この坊やが近見で視線を下に向けるときには光学中心と視線は外れてしまいますよね。

   ということは、このメガネは、貴殿のご主張からすれば、読書などの近見には使えないメガネに
   なるのではないでしょうか。

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   次に、貴店のHpの下記の記事につきまして、当方からの説明をしまして、
   そのあとに質問をさせていただきます。

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  【実施例】とても有害な眼鏡(後天的上下斜視)強度近視(2012.10.17現在)
  http://www.ixon.org/%E3%80%90%E5%AE%9F%E6%96%BD%E4%BE%8B%E3%80%91%E3%81%A8%E3%81%A6%E3%82%
82%E6%9C%89%E5%AE%B3%E3%81%AA%E7%9C%BC%E9%8F%A1%EF%BC%88%E5%BE%8C%E5%A4%A9%E7%9A%84%E6%96%9C.html


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   《私の説明》
   このメガネは私が経営するメガネのアイトピアで測定処方調製をしたものだと見なせます。
   当店でおわたししてのちに他でレンズ入れ替えがなされたということは
   おそらくないものと思われます。

   この当店調製のメガネは屈折度数は低矯正(両眼矯正視力で1.0)にして、
   若干の外斜位を矯正し、上下斜位矯正ではR6△ベイスダウンを入れております。
   いまからもう4年以上前のことですので、詳しい経緯は覚えていませんが、当店では
   斜位矯正をする場合には複数の検査や装用テストをしたうえで、プリズム値を決めています。
   お客様に渡すレンズ度数の控えは、処方箋ではないのでOCDは記載しませんし、
   プリズムの記載も省略することもありますが、今回のような誤解を受けることがあるのなら、
   今後は必ずプリズムは記載しておくべきかな、とも思っておりますが、
   私はあまりそれをここには書きたくないのです。

   特に上下斜位の値を記載しない場合が多いのは、上下斜位を持つ眼に多い不同視の場合に、
   測定するポイントによって上下プリズムの値が変わるため、そのメガネと度数控えを見た他者によって
   実物と記載の値が違っているという誤った判定をされることを防ぐということがあるのです。

   それで、このかたの場合、当店が測定したときには、このかたの完全矯正での矯正視力は、
   右は1.2、左は1.0Pであり、決して見えにくい状態でいいかげんな測定処方をしたわけではありません。

   それで、問題の光学中心の設定ですが、
   まず、このメガネの場合、他の多くのメガネと同様、単焦点で遠見にも近見にも用いるものです。
   遠見の視点は天地中央よりも4mm前後上に、近見の視点は天地中央よりも4mm前後下に来ます。
   したがって、それらの中間を取った常用眼鏡としての視点は、玉型のほぼ天地中央に来ます。
   天地の浅いメガネほど、常用であれば、そのようになるようにフィッティングをしないと、フレーム視野の
   上下方向での配分が不適切になります。

   それで、この場合も、天地中央に視点を設定し、そこから、右と左で上下プリズムをほぼ等分に
   振り分けて入れてあるわけです。(当然ながら、左右の光学中心は6mmあまり高さが違ってきます)
   また、貴殿がこのメガネをごらんになった時点でのフィッティング状態の不具合
   (特に正面から見た右下がりの傾きや左右の頂間距離の違い)は、4年間のご使用によって

   生じたものに相違ないものであり、当店がお渡しした時点で
   すでにこのような歪んだ装用状態になっていたなんてことは
   あり得ません。

   この当店調製眼鏡の左右の傾きは、処方調製した上下プリズムの効果をやや弱める方向に傾いていますが、
   それで、このかたが、最近見え方が今一つということで、
   なぜ当店にご相談にこられなかったのかは定かではありません。
   このかたのお住まいが当店からかなり遠方にあったためかもしれません。

   なお、もちろんですが、お渡ししたメガネの定期点検のことや、見え具合やかけごこちなどで
   なにか不具合があれば、ご遠慮なくお越しくださいということは当店がお渡しした説明書にも書いてありますし、
   口頭でも申し上げていますが、当店のカルテには、
   このメガネをお渡しして以後の不具合の訴えは記載がされていません。


   《質問》
   1)この記事はいつ執筆されたのでしょうか。
    *(引用初め)4年間も中心の狂った眼鏡を掛け、残念ながら体というか目に上下斜位が生じており、
      外観で中心を合わせて自覚検査を行いましたがズレが生じて見えていました。
      (引用おわり)としてあるところを見ると、
この記事は今年(2012年)の夏以降に執筆掲載されたようですね。

   2)(引用はじめ)大阪梅田の眼鏡学校元講師の店で作った眼鏡で、いろんな所業・言いがかりをつけ業界で
     良く知られた人の店で、お客様からその人の特徴などからその人本人から渡されたと伺っております。(引用おわり)
     としてありますが、貴殿が上記の引用文で書かれた「言いがかり」というのは、
     具体的にこれまでに私が書いたネット記事の
     どれを指すのでしょうか。
     私は他社(他者)の公表されたものに対する公開質問は多々してまいりましたが、
     それを「言いがかり」と言われてははなはだ不本意です。
     貴殿がそこまで言う以上は、どの公開質問のどの部分が言いがかりなのかを説明する責任があります。
     それができないのであれば、貴殿は私に対するいたずらな誹謗中傷により
     名誉棄損の記述をされたことになると私は思います。

     また、貴殿は当該記事において誤った独断と偏見で、当店が製作技術上のミスにより
     毒のあるプリズムの入ったメガネを調製したと
     述べておられますが、これこそ「言いがかり」としか言いようがない誹謗中傷になるのではないかと思います。

    ++++++++++++++

    さて、この例におけるもっとも重要な点は上下斜位です。
    特に、当店がメガネを調製した時点で、このかたの眼に上下斜位があったのか、なかったのか。
    あったとすればどの程度あったのか、ということがポイントなわけです。

   3)この当店による調製のメガネについて、当店に対して
    上下プリズム処方があったのかなかったのか、あったのであれば、どの程度のプリズムなのか、

   4)今回このかたが貴店へおこしになった主訴は何でしょうか。
    2年ほど前の病院眼科の処方箋の値からすれば、近視進行によるぼやけではないかと推察するのですが、
    その肝心なことが、どういうわけか当該記事には書いてありません。
    もしも、上下斜位矯正の不適合による眼精疲労であれば、貴殿はそれを強調して書かれるのでは
    ないかと思うのですが、それが書いていないところを見ると、そういう訴えはなかったのですね。

   (あとで書きますが、上下斜位矯正不適合のメガネをお客様に渡したのは、他ならぬ貴殿なのではないでしょうか)

   5)今回、当店調整のメガネを正しくフィッティングしてみて、
    その状態で検査して検出される上下斜位がどうであったのかということを
    貴店では確認されなかったのでしょうか。されなかったのであれば、その理由をお尋ねしますし、
    されたのであれば、その結果が書いていないことの理由をお尋ねします。

   6)このメガネをお渡しした当初は上下斜位がほぼうまく矯正されていたからこそ、
    当店に対して何の訴えもなく約4年間お使いいただいていたに相違ないのですが、4年もたった時点では、
    その屈折や眼位の状態に少しは変化が出ていることはよくあることです。
    しかし、とにかくいまの時点で、このかたの眼の上下斜位はどれくらいあるのか、という基本的な検査を、
    貴店ではされなかったのでしょうか。もしも、それをなされなかったのであれば、その理由をお尋ねします。

   7)もしも、その検査をされなかったとすれば、それは他店調製のプリズム入りメガネを批評する場合における、
    普通では考えられない致命的なミスというか、手抜きだと言えるのではないでしょうか。

    しかも、今回の貴殿の場合は、それをお客様に口頭で伝えるだけではなく、
    記事にして自店のHPに掲載公表しておられるのですよ。

   8)当店でこのメガネをお渡ししておよそ2年後の2012年の6月25日の眼科処方箋が発行された時点で、
    北野病院では、患者さんの上下斜位がどれだけあったかを測定されたのでしょうか。
    ちなみに私は同病院の眼科で最近何度か検眼を受けたことがありますが、
    私自身に関しても斜位測定はされませんでしたし、
    私が見たかぎりでは、誰にも斜位の測定はしておられませんでした。

   9)もし、北野病院でこのかたに対して斜位測定がなされたのであれば、
    どのくらいの上下斜位があり、にもかかわらず
    なぜその矯正が不要と判断されたのか、それをお尋ねします。

  10)もしも、上記の4)や5)について貴殿が十分把握しておられないのにもかかわらず、
    北野病院の処方箋を見て当店の調製のメガネにおける上下斜位矯正が
    間違いであったと貴殿が判断されたのであれば、
    その理由をお尋ねします。

  11)このお客様は、その2012年6月(現在からほぼ2年前と推定されます)
    に北野病院の眼科で処方されたメガネを、
    その日からしばらくあとでどこかのメガネ店でお作りになったのでしょうか。
    お作りになったものが見えにくくて使えないので、
    それは貴店へお持ちにならなかったということでしょうか。
    それとも、眼科での装用テストや処方の結果に納得できないものがあったりして、
    その処方ではメガネをお作りにならなかったということなのでしょうか。
    どちらにしても、当該記事の記述からすれば、
    このかたは今回貴店へいらっしゃるまでは約4年にわたって
    当店調製のメガネを使い続けておられたようですが、そうであれば、その理由は何でしょうか。

  12)(引用初め)専門家数人に回覧させましたが、全員上下を誤って加工した品だという結論です。(引用終わり)
     とのことですが、その専門家のかたがたは、
     当店がその眼鏡を調製した時点でのお客様の眼の上下斜位の状態については
     おそらく4年まえのことなのでわからないにしても、少なくともそのかたがたが「回覧」をされた時点で、
     お客さまの眼にどれだけの上下斜位があるのかを、もちろん自分自身で検査されたのでしょうね。
     そうでなければ、そのメガネに入っている上下プリズムが少なくともその時点で、その眼に対してどの程度の
     適合性を持つのかということは判断しようがないですから。
     それで、それぞれのかたが測定された、お客様の眼の上下斜位の値は平均でどれくらいだったのでしょうか。

  13)このかたは当方で調製したメガネを使い始めたときに、すでに、貴殿がおっしゃる「不要な上下プリズム(6△)」による
     見えかたの不具合を感じておられたのでしょうか。
     当店調整のメガネを使い始めたときの見え方はどうであったのかということについては、貴殿はこの
     お客様にお尋ねになったのでしょうか。
     お尋ねになったのであれば、その答えはどうだったのでしょうか。
     お尋ねにならなかったとすれば、なぜお尋ねにならなかったのでしょうか。

  14)貴店では今回このかたの屈折検査や斜位検査はされなかったのでしょうか。
     貴店でもそれがなされたのであれば、
     今回の時点でこのかたの眼に外斜位や上下斜位はいくら検出されたのでしょうか。
     もしもそれをなされなかったのであれば、その理由をお尋ねします。

  15)今回貴店で調製されたメガネは、
     2年前に北野病院で発行された処方箋の度数のままでお作りになったのでしょうか。
     それとも、この記事の執筆の時日のころに、ほかの眼科で処方された度数でおつくりになったのでしょうか。
     前者は常識的には考えにくいので後者だと思うのですが、そうであれば、その度数をお尋ねします。
     (なぜか、記事には書いてありませんので)

  16)また、その場合、その北野病院ではない今回の眼科での検査において、
     どれだけの外斜位や上下斜位が検出されたのでしょうか。
     (もし眼科での検査がなされたのであれば、下記に引用する当該記事の記述からして、

     少なくとも上下斜位は検出されたであろうと推測されます) 
     (引用はじめ)残念ながら体というか目に上下斜位が生じており、
     外観で中心を合わせて自覚検査を行いましたが
     ズレが生じて見えていました。(引用おわり)

  17)上記の16)での引用文での「ズレ」というのは、両眼複視のことでしょうか。

     それとも、交互遮蔽により視標が見える位置の高さのずれのことでしょうか。
     そうであれば、それは定量的に、どの程度(何プリズム分)あったのでしょうか。

  18)いずれにしても、そういう「ずれ」を残したままの眼鏡を調製してお客様に使用していただくと、
     光学的あるいは生理的な上下斜位が矯正されていない眼鏡による眼精疲労を喚起するおそれが多分にあり、
     それをわかっていながらあえてそのメガネを使っていただくということは、普通では考えられないことだと思いますが、
     なぜ貴殿は、そのような不具合なメガネを、眼科処方箋の通りだからこれでよいのだという理由でもって
     お客様にお渡しになったのでしょうか。
     それは眼鏡技術者の良心に恥じない行為でしょうか。

  19)貴殿が今回の眼科処方によるメガネで上下斜位をチェックしてみて、
     上下斜視が矯正されていないとわかったわけですが、
     そのようなメガネをお客様に渡してよいのかどうかを貴殿はその眼科の処方者(まさか、
     それが貴殿自身だということではないとおもいますが)に問い合わせをされなかったのでしょうか。
     されなかったのであれば、その理由をお尋ねします。

    まさか、「眼科の処方箋には質問も許されない。もしこれで具合が悪ければ、また来てもらって
    また眼科で処方してもらって作りなおせばいいんだ」なんていう考えではないと思うのですが。

  20)今回の眼科処方の矯正視力は右が1.2で左が0.8だそうですが、
     その矯正視力を出すメガネを作るためには、
     これだけの強度になると、測定処方時の頂間距離と調製時のそれを極力揃える必要が出てきます。
     眼科の処方箋には調製におけるそれを12mmとしてあったそうですが、これについてお尋ねします。

  20)-1
     その眼科では、どのようにして処方時の頂間距離を測定しておられるのでしょうか。

  21)-2
     貴店では、どのようにして調製時の頂間距離を測定しておられるのでしょうか。

  22)-3
     貴店での今回の調製のメガネの度数については、なぜその記載がないのでしょうか。



  《参考までに》
   装用における頂間距離は12mmがベストというのは、単なる神話であり、
   実際にはケースバイケースです。
   それについての詳しいことは拙著書『よくわかる眼鏡講座・上』に解説してあります。

   また、強度の場合には、調製眼鏡による矯正効果(矯正視力)を
   処方のときのそれとできるだけ違えないようにすることがキーポイントであり、
   そのためには、処方のときの頂間距離と調製装用での頂間距離を極力そろえることが肝要であり、
   (たとえば-16Dであれば、頂間距離が1mm違うだけで矯正効果は0.25D分変わるのです)
   その場合、その距離を12mmとするよりも、見え方の具合の良さ
   (下記の《参考》を参照)からすれば、12mmよりも少し短めの方がベターです。


  《参考》

   強度近視の場合、頂間距離が短めの方が、下記のメリットがあります。

   ・小さめの枠でも、フレーム視野が広くなる。
   ・レンズ周辺の歪曲を感じにくくなる。
   ・網膜像の縮小を感じにくくなる。
   ・外見的に目の大きさの縮小が少なくてすむ。
   ・不同視であれば、光学中心から上か下に外れた点における
    光学的なプリズム誤差が少な目ですむ。


  (蛇足)

   今回貴店が調製されたメガネは、玉型サイズが40mm前後しかないのにもかかわらず、

   頂間距離が12mmくらいあるように見受けられますので、
   装用者はフレーム視野をかなり狭く感じておられるのではないかと私は思っております。


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   (23)当店調製の眼鏡の前傾角を批判する文章として当該記事には
      (引用はじめ)ユーザーの視線は、水平な地面に対して約10〜15度下方向を向くので通常眼鏡は傾斜を必要とします。
           この眼鏡の場合下記写真の通り、逆にやや上方向を向いており誤った調整がされています。(引用おわり)
     と書いてあるのですが、そこに添えられている当店調製のメガネ装用の横顔写真は、その下にある貴店調製のメガネの
     写真に比べて装用者がかなり上を向いたものです。
     なぜ、このような差をつけた写真を掲載しておられるのでしょうか。

   (24)今回の貴店調製のメガネは、注文からお渡しまでに、約一週間ほどあったと思いますが、
      その間お客様は従来メガネを使用されるわけですね。
      その際に少しでも見え方がましになるように、従来メガネのフィッティング調整をしてさしあげたのでしょうか。
      それともそれをせずに強度近視なのに歪んだままのメガネを返却して使用を続けるようにされたのでしょうか。
      まさか、そのような不親切なことを貴殿がされたのではないとは思うのですが、
      記事にはそのことについて言及がなく、歪んだめがねの写真だけが掲載されていたので、

    念のためにおたずねします。

      (もしも、当店調製のメガネの写真と貴店の新しいメガネの写真が同じときに撮られたものであれば、
      新しいメガネができるまで、従来メガネは歪んだままでお使いになっていた蓋然性が高くなるのですが、
      まさか、そんなことをされたのではないですよね)

   (25)今回の貴店調製のメガネのサイズやレンズの屈折率がなぜか書いていませんので、わかりにくいのですが、
      おそらく40□22くらいの枠に、記載されている重量からして、プラスチックレンズを入れられたのでしょう。
      メガネを上から撮った写真からするとレンズの最大コバ厚は5mm前後ありそうで、屈折率1.6で-9D程度で
      このくらいの大きさの枠に入れると、その最大コバ厚はおよそ5mmとなることから、このレンズは屈折率1.60の
      ものなのでしょう。

     (引用はじめ)
     レンズ外周部を加工したままそのまま放置すると渦が立ち外観を悪くする為、渦の発生を抑えるよう鏡面研磨を施しました。
     斜め方向からの見苦しい渦は消失しております。(引用おわり)

     マイナスで5mmの厚みのあるコバに、たとえ鏡面研磨をしても斜め方向から見える渦が消失するなどということは
     あり得ません。鏡面加工をしない場合よりもやや目立たなくはなりますが、決して渦そのものが焼失することは
     ありません。それは眼鏡技術者であれば、だれでもわかることです。
     (もしも鏡面加工で本当に斜めから見える渦が消失するのなら、
     東海光学のファインエッジ加工などもまったく無用のものとなるわけです)
     貴殿が「斜め方向から見た渦が消失」とお書きになられても、斜め方向から見た写真も示さないと、
     一般ユーザーはともかくとして眼鏡技術者は誰もそんな誇大表現を信じないと思いますが、
     いかがでしょうか。

    (参考までに)
  
http://www.ixon.org/%e5%bc%b7%e5%ba%a6%e3%83%97%e3%83%aa%e3%82%ba%e3%83%a0%e7%9f%af%e6%ad%a3%e5%ae%9f%e6%96%bd%e4%be%8b.html
    貴店のこのページの写真のレンズは、向かって右の方に鏡面研磨がしてあるそうですが、

    それでもウズが非常に「見苦しく」目だっていますよね。

   (26)
   最後にひとつ。
   私はこの記事から貴殿のHPの当該記事にリンクをかけております。
   貴殿も貴殿のHPの当該記事からこの公開質問にリンクをかけていただけませんでしょうか。
   もし、それはできないとおっしゃるのであれば、その理由をお尋ねします。


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   岡本

   同じホシノさんのホームページに(2012.10.29現在)、
   もう一つ別の記事があり、そこでも、当店で作ったということを
   示唆したメガネに対する批判がなされています。

   これについては調製の年月日が不明なので
   当店で調べることができませんので、
   星野さんに電話でそのお客様の名前を尋ねてみたところ、
   「個人情報なので教えない」とのことです。
   しかし、それはおかしいです。

   この公開質問に出てくる女性のお客様の場合には
   調製日付を明らかにしてあり、こちらで調べがつくようになっているのに、
   この75歳の男性の場合には、こちらでは調べができないような記事になっています。


   おそらく、この男性のメガネについては、こちらで調べられたくないのだと
   推察しておきます。

こちらにも星野氏への質問があります。
http://www.ggm.jp/gkkk/1503301.html
http://www.ggm.jp/gkkk/question/hoshino.html




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