メガネスーパーさんへの質問

  メガネスーパー、広報担当者様

   平成15年4月11日 眼鏡公正広告協会  堀田好孝

   前略 
  貴社の新聞折り込みチラシ(今年4月上旬に福井市内に配布されたもの)の内容につ
  き、疑問に感じる点や、わかりにくい点がありますので、お尋ねいたします。

 1.店内すべてのフレームはHOYAハードマルチコートのレンズ付き、だとのこと
    で、そのレンズの価格に関して「(参)2枚2万円相当」としてあります。欄外には
    (参)というのはメーカー参考小売価格であるとの説明がありますが、HOYAがそ
    ういう参考価格を示したものを全国の小売店に配布しているのでしょうか。
    また、なぜ「相当」という記述がついているのでしょうか。
    この「(参)2枚2万円相当」の意味を分りやすくご説明いただけないでしょうか。

 2.またその《店内すべて、フレーム何本お買い上げでも、もれなくHOYAハード
   マルチコートレンズ付き、2万円相当(参)2枚》という表現は、下記のどちらの意
   味なのかがよくわかりません。

  (1)店内のフレームの価格表示はすべて、HOYAのそのレンズの価格を加えた表
     示になっている。 (チラシに掲載のフレームの、割引前の比較対象価格は、
    そういう価格なのでしょう)
  (2)店内のフレームは、すべて、セット商品以外はフレームの価格(フレームに対
    するメーカー参考売価格や、それと同様の価格)で示してあり、そこにHOYAのそ
    のレンズが無料サービスでついている。
 
  もしも(1)であれば、(2)であるかのような誤解を与えかねない《  》内の引用
  記述は不適当ではないかと思います。そうでなくて(2)なら、まだわかりますが。 
  チラシの欄外に「セット商品以外はフレームのみの価格となっております」と書い
  てあります。チラシに紹介のフレームはすべてレンズとのセットになっていますか
  ら、その欄外の記述での「セット商品以外」とは、店内のフレームのことですね。す
  ると、店内でのセット品以外のフレームの価格表示はレンズを含まないものとなり、
  上記の(1)と(2)の選択肢での答は、やはり(2)になりそうですが、それでいいの
  でしょうか。
 
 3.もしそうであれば、そのレンズは元から無料でついてくる、ということですの
   で、チラシに記載のフレームに関する割引前の比較対象価格において、レンズ価格を
   加えたものを用いるのはおかしいと思いますが、いかがでしょうか。
 
 4.HOYAのその「2枚で2万円相当」のレンズは、屈折率の高いものよりも厚み
  の点で劣るので、実際にはそれが使用されない(購入されない)ことも多いと聞いて
  いますが、別のより高額なレンズと枠とを購入される場合には、その高額なレンズの
  価格と標準的な「20000円相当」のレンズの価格との差額を、店内の枠に表示の
  価格に足して支払うことになるはずです。
  その場合の差額は予め定めてあると私は推定します。その金額は、どのようにして計
  算されているのでしょうか。
  あるいは、予め差額を定めていないのならば、販売の時点でどういう計算になるので
  しょうか。
 
 1)そのレンズ単独の価格から20000円を引いた金額。
 2)上記の金額から割り引いた価格。
 3)その他(                        )

   そういう差額を足して販売されることが少なくない以上、このことは顧客にとっては
  大事な情報だと思うのですが、チラシには書いていませんので、お尋ねいたします。
 
 5.チラシに記載の「デビットヒックス8186」は、メーカー参考小売価格は28000円
   だそうです。(メーカーに問い合わせました)。その価格が(参)¥46000となって
   います。これはどういう計算になっているのでしょうか。
 
 −−−−−−−−−−−−−−−−−−
 
 この質問に対して回答があり次第、ここに掲載します。

 
 
 
 
 *この質問書のあと、平成15年7月に、メガネスーパーさんは チラシ広告で
  「二重価格表示をやめます」という宣言をなさいました。
  しかし、同年11月に、チラシにおいて「スーパー価格」を比較対象価格とし、
  そこからの割引価格を表示する二重価格表示をされました。