安城メガネ=レンズストライクさんへの質問 | |
安城メガネ様 2006.1.14 眼鏡公正広告協会 岡本隆博 http://www.ggm.jp/gkkk/ 私たちはユーザーに対する公正な広告を念願して活動している団体です。 貴店のサイトhttp://www.lensstrike.com/index.htm(2006.1.14現在)を拝見して疑問を感じた点がありますので、 そのサイトにおける記述に関しまして質問をさせていただきます。(以下《 》内は貴サイトからの原文のままの引用です) メガネやサングラスを通販で販売するということは、メガネやサングラスにとって大事な「フィッティング」を始めから放棄 するものであり、眼鏡技術者として無責任な行為であると私は思いますが、それについて認定眼鏡士である貴殿は、 同意されませんでしょうか。そして内心まったく恥じるところがないのでしょうか。(質問1) 貴店は「メガネプロショップ」と名乗っておられますが、メガネの本当のプロならメガネの通販などに手を染めたりしないと 私は思います。貴殿はそうは思われませんか。(質問2) 貴サイトの通販に関する注意書きにおいて 《当店の通信販売致しますレンズは単焦点、近用ワイドビジョンレンズで度数が球面度数と円柱度数の合計が ±10.00以内のみです。これ以上強度の方は一度当店までご相談ください。遠近両用レンズや強度数レンズ はほんの数ミリの違いで大変使用し辛い物になります。必ず正確な位置の測定、フィッティングが必用です。 ご来店の上、お求め下さい。》としてありますが、 たとえば、単焦点で9Dですと、数ミリどころか、上下に2ミリずれただけで、1.8△もの上下プリズム誤差が生じます。 これは人によっては複視をおこすほどのダメージを与えるものです。 また、一般的に言えば、正視に近くて屈折以上の度数の弱い人ほど、レンズのわずかの角度の違いなどの フィッティングの不具合に敏感なものです。ですから10Dまでなら通販でも大丈夫というのは事実に反する 誤論だと思いますが、貴殿はそうは思われませんでしょうか。(質問3) 返品、保証に関する記述で《お客様よりご指定の度数(処方箋、今までお使いのメガネ、度数控え等)と 当店からお送りした完成品の度数が異なるときは無償にてご交換致します。》 としてありますが、光学中心の位置や乱視軸に関しては言及がありません。 それらに関して、まったく100%正確に作るというのは無理ですが、ではそれらについては、 どの程度の許容誤差以内であれば、返品として受け取ることはない、としておられるのでしょうか。(質問4) 《度付きレンズを挿入したためのカーブ変化、耳が痛い、ずれる等のフィッティングの問題での交換、返品はお受けできません。》 としてありますが、枠のフィッティング状態が元のままで問題がなかったのならば、レンズを入れても、 入れる前と同じフィッティング状態なるように加工するのが、プロ眼鏡士であれば当然だと思うのですが、 なぜこういう但し書きが書いてあるのでしょうか。(質問5) 貴店のサイトに《公的機関にも認められた技術 店主は厚生労働省認可 日本眼鏡技術者協会会員、認定眼鏡士です。 店舗は愛知県眼科医会認定店です。》と書いておられます。認定眼鏡士を認めたのは社団法人(税金により運営されて いる公的機関ではなく、民間団体)である日本眼鏡技術者協会であり、その協会を社団法人として認可しているのが、 公的機関である厚生労働省ですので、貴殿の記述は誤りであると私は思いますが、いかがでしょうか。(質問6) 日本眼鏡技術者協会の認定眼鏡士には級があります。貴殿は認定眼鏡士の何級であるかを表示しておられませんが、 最上級である、AAA級、あるいはSSS級なのでしょうか? そうでないとすれば何級なのでしょうか?(質問7) 貴店でお取り扱いのゲルマニウムパットについて、(堅いため肌の弱い方はご注意ください)というただし書きが してありますが、もし、自分は肌が弱いという自覚のない人がこれを使って肌荒れがしたら、貴店ではどのように責任を感じ、 どのように対処さなるのでしょうか。(質問8) また、このパッドについて、《鼻炎、花粉症、眼精疲労の方是非お試しください》としておられますが、このパッドが それらの症状に効果をもたらす可能性があると貴殿が判断されたので、そういう記述になったのでしょうが、 その判断の根拠は何でしょうか。(質問9) それに関して医学的な検証に耐える二重盲検法などによる治験データがあるのでしょうか。(質問10) ++++++++++++++++++++ 以上は、当方のネットサイトと日本眼鏡技術研究会雑誌に掲載します。回答をいただきましたならば、 それも掲載します。 回答が長い場合には、要旨のみの掲載とすることもあります。 |
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