東京都・光寿眼科さんへの質問

   東京都・光寿眼科・三好秀憲様
       2007.5.1       眼鏡公正広告協会  岡本隆博 http://www.ggm.jp/gkkk/

   前略 我々は眼鏡関連のネットの広告について、それが公正なものでありたいと願って
   活動している団体です。

   検索エンジン「goo」で、「丸メガネ」と検索をしましたら、下記の検索ワード広告の文章が
   出てきました。(2007.5.1現在)

   (引用はじめ)
   世田谷区三軒茶屋駅そば!メガネの販売、緑内障白内障の検査治療の眼科専門医
   日本眼科学会認定の眼科専門医!最先端医療機器による緑内障、白内障の検査、治療、
   レーザー手術を実施。眼科疾患全般に対応。「三軒茶屋光寿眼科クリニック」
     http://www.kojuganka.com/  (引用終わり)


   質問1 これを読みますと、医療法人が自ら眼鏡販売という商行為をし、その宣伝している
   ように受け取れますが、そのような誤解を与えないために、何らかの措置を講じる必要が
   あるとは思われませんでしょうか。

  * 貴眼科のホームページ(以下、HPと略す)からリンクで入れる(有)スリーSコンタクトなる
   営利企業のHPに記事(一見、貴眼科のHPの中の記事であるかのようにも見えますが、
   主ドメインの相違により、そうではないことがわかります)におきましては、代表者の名前の
   記載がなく、したがって文責がどなたにあるのかが明確ではありません。
   それで、当方では、その文責は貴殿にあるものと推定して、以下の質問をさせていただきます。
   そのスリーSコンタクトのHPに下記の記述があります。(2007.5.1現在)

   (引用はじめ)メガネを専門的に扱うためには
   ■ 光学的な知識
   ■ レンズの知識
   ■ 眼科知識(眼の生理学・病理学等)
   が必要になります。これらのことと技術を得て眼鏡調整に向かうことが出来るのです。
   最近では知識の無い人が調整しているケースが多く見られ、個人のニーズにあった
   フレーム・レンズが勧められず、合わないメガネで問題が生じる場合もあります。
   スリーSではメガネに対して正確な基礎知識・専門知識を持つベテランスタッフが
   お客様にどのようなメガネが必要かよくお話を伺い、装用テストを充分経て
   最適のメガネを決定します。
   もちろんお作り頂いて調子が悪い・見えにくいなどの問題がありましたら何度でも
   納得頂くまで調整させて頂きます。
   眼科的な検査も光寿眼科にて承りますので安心です。(引用おわり)


   質問2 貴店でめがねを調製販売しておられるかたは、医師ではなく特に国家資格を
   持ったかたでもないのですね。では、そのかたは、貴殿が「メガネを扱うのに必要」と
   おっしゃる「眼の生理学・病理学」について、どういうふうに勉強をされたのでしょうか。
   そのかたは、自分の実力評価の目安となるような何か民間の資格でもお持ちなのでしょうか。

   質問3 メガネのフィッティングや型直しなどは「調整」すなわちアジャスティングですが、
   眼の測定、度数の処方、フィッティング、枠入れレンズ加工、などをすべて含めた作業は
   「調製」すなわち、メイキングです。
   ですので、貴殿の書かれた「……技術を得て眼鏡調整に向かう」というのは、文脈から
   して「眼鏡調製」とするのが適切であると思いますが、いかがでしょうか。

   質問4 メガネ販売後の「納得いくまで調整」というのには、見え方の不具合が生じて枠の
   調整ではどうにもならない場合の再検査再処方によるレンズ入れ替え、という行為は
   含まれないから「調整」としてあるのでしょうか。
   あるいは、文字表記は別として、そういうレンズ入れ替えも含むのでしょうか。
   含むとすれば、その費用は誰が負担するのでしょうか。