かほく市のメガネ屋さん「はしづめ」御中
2005.9.20 眼鏡公正広告協会 岡本隆博
http://www.ggm.jp/gkkk/
突然のメールで失礼します。
私どもは、ユーザー保護の立場から、眼鏡業界における広告について公正なものとなるようにネットで活動している団体です。
インターネットに貴店が掲出しておられるホームページhttp://www.kahokucity.com/hh-hashizume03.htm(2005.9.20現在)
を拝読して、疑問に感じる点がありましたので、以下にお尋ねいたします。なお《 》内は貴ホームページの中の文章を原文
のまま引用したものです。
《球面とはレンズ中心より周辺に行くにつれ歪みが出る 非球面とはレンズ周辺でも歪みはほとんど出ない》
この文章における「歪み」とは歪曲(収差)のことを意味するものと思われますが、歪曲は球面設計、非球面設計ということの
他に、カーブの違いにより同じ度数でも出方がかなり変わるもので、こういうふうに単純に違いを論じるのはおかしいです。
たとえば、強度の非球面マイナスレンズの周辺部でものを見ますと、それがどこのメーカーのものであっても、少なからず樽型歪曲
が明らかに見てとれます。貴殿のこの説明の根拠をお尋ねします。(質問1)
また、たとえば貴店で扱っておられるニコンの「ビーダ3SP」(球面設計)と「NLHCC−AS」(非球面設計)とでは、
同じ−3.00のレンズで、歪曲は、どれほど違うのでしょうか。(質問2)
《PENTAX・HOYA・イトーレンズ製品は、モニターの結果、適正ではありませんでしたので販売を中止しました》
その3社の全てのレンズをお調べになったのではないですね。では、その3社のどういうレンズについてどのくらいの
枚数をお調べになったのでしょうか。レンズ名で教えてください。(質問3)
そのモニター調査というのはどういう方法でなさったのでしょうか。(質問4)
なお、具体的客観的な根拠を述べずして、特定の(企業の)商品に対してその欠点を広く公に述べることは、
業務妨害という違法行為となり、刑事訴訟や民事訴訟の対象となるおそれがあることを申し添えておきます。
それと、この他にSEIKOのレンズに関してはどうだったのでしょうか。(質問5)
もし、それは調べていないということでしたら、なぜ調べておられないのかということをお尋ねします。(質問6)
《「検眼」という行為は医師でないとできません。》
これは検眼という言葉の意味を、眼の視力や度数だけでなく疾患についても検査すること、という、
一部の眼科医が述べる解釈で書かれたのだと思います。しかし、一般的には「視力検査」や「屈折検査」の意味で
「検眼」という語は使われています。たとえば、『実用新国語辞典』(三省堂)には、「検眼:視力を検査すること」とだけ
書かれています。
ゆえに、貴殿のこの記述は、一般の人が読めば、眼鏡店が行なっている視力検査(屈折検査)は、医師にしかできないもの、
医師以外の者が行ってはならないもの、という受け取りかたをしてしまいがちです。
しかし、事実はそんなことはなく、我が国では長年に渡って眼鏡店の検査によってメガネが処方調製されてきており、
それを誰も怪しみません。眼科意外の医師はもちろんのこと、眼科の医師ですら、メガネ店で検眼を受けてメガネを作る
人もいるくらいです。(拙著書『快適眼鏡処方マニュアル』(日本眼鏡教育研究所)にその実話も書いてあります)
なぜ貴殿は一般的な「検眼」ではなく、一部の眼科医が述べる、一般的ではない解釈による「検眼」でもって、
一般向けのネットサイトにおいてあのような説明をされたのでしょうか。(質問7)
*参考になるネットサイトをご紹介しておきます。
「ユーザー本位の眼鏡処方を推進する会」
《当店で何個ものメガネを買っていただいているお客様が先日来店され、眼科医で検査をしたところ指定のメガネ店(当町i店)
へ行くように言われ、その店で遠近両用メガネを作ったが、頭が痛くなりフラフラするので、ご主人に相談すると、「今までその
ようなことが無かったのに何で違うメガネ店へ行くのか」と注意され、再度当店へ来店されました。新たに当店でニコンレンズの
遠近両用を新調され、現在は何事もなく生活されています。》
これは、貴店でも、その処方箋に従って遠近両用眼鏡を調製されたわけですね。
では別の眼鏡店の調整によるものは、何が原因で頭が痛くなったのでしょうか。
そういう場合、お客様は普通ならまずi店へ相談に行き、i店で原因が分からなければ眼科へ行き、
眼科で調べて度数には問題がないとなれば、そのi店に対してレンズの中心設定のしかたなどを指導して再度の制作を
指示したりし、そういうやり直しなら無料ですむはずです。
貴店ではそのときに無料でレンズを入れてさしあげたのではないですね。
なぜお客さんは信頼できる眼科が紹介したi店へまず行かなかったのでしょうか。(質問8)
そして、貴店ではその具合悪いメガネについてなぜ具合が悪かったのかとお調べになられたのでしょうか。(質問9)
お調べになったのでしたら、その原因は何だったのでしょうか。(質問10)
《○遮断していると言うことは、日中の明るい所ではあまり感じられませんが、薄暮時や夜間はその分暗くなり、
ものが見にくくなります。○特に自動車を運転するときに顕著に現れます。対向車のライトがまぶしい、
センターラインが見にくいため蛇行運転のようにフラフラする。》
これは「対向車のライトを見た場合に、視感透過率が100%に近いレンズの方が、もう少し視感透過率が低いレンズで
見たときよりもまぶしさが少ない」という意味に受け取れますが、なぜそうなのかという理由をお尋ねします。(質問11)
《発送時に点検をしていますが万一不良品に限り、返送料着払いで返送してください。折り返し正常品をお送りします。》
ユーザーが、送られてきたメガネを掛けてみて、どうも見え方が思わしくないとか、あるいは、
掛け心地が悪くてダメとかいうことで不良品として返品したとします。
それを貴店で調べてもどこが悪いのかわからないとします。その場合は返品としてそのレンズまたはメガネ一式、
を受け取ってユーザーに返金がなされるのでしょうか。(質問12)
通販でメガネレンズを入れる場合、フィッティング状態がわからないのですから、アイポイント位置(高さ)を決められ
ないわけですし、加工後のフィッティング微調整(角膜頂点間距離、フロント部の傾き、そり角など)もできません。
それによる見え方の不具合が生じる恐れは、特に、強度レンズや遠近両用などの累進レンズズを入れた場合に強まります。
それに対する対策として、貴店ではどのようなことをなされているのでしょうか。(質問13)
* なお、この質問は当方のホームページと、岡本が編集している日本眼鏡技術研究会雑誌の次号に掲載いたします。
ただし、回答が長い場合には回答は要旨のみの掲載とすることもあります。
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岡本様
2005.9.20 橋爪 直
いろいろご指摘をいただきましたが【他に迷惑を及ぼすような表現は削除いたします。】(1)
只、【モニターについてはお客様または友人にレンズを無償提供して1年間使用してもらいレンズの劣化で私自身が判断しております。】
(2)私が自信を持つ商品以外は売りたくありませんから。
尚、いろいろな質問について、その中に「歪曲はどれだけ違うか」という項目はありますが私自身分かりません。
メーカーの販売手引きを見て、そして【方眼紙の上にレンズを載せ、視覚で判断しております。】(3)
(【 】と番号は岡本による)
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橋爪さんに 2005.9.20 岡本隆博
さっそくお返事をいただきました。
【 】(1)については、そうですね。それがいいです。
あるいは、きちんと説得力のあるデータを公開して批判をするかのどちらかです。
【 】(2)については、どういうレンズを何名の人に使ってもらったのかということや、同じ条件でニコンのどういうレンズを
使ってみてどうだったのかという具体的な比較データが必要です。
そうでないと、ああいうことを書いたら、業務妨害だと言われてもしかたがありません。
ある商品を自信を持って売るのはよいとして、それ以外の商品を公に批判するには、
批判するに足る客観的な確証を公にしないといけません。それができないのならば、批判はやめることです。
【 】(3)については、方眼紙の上に載せて見てみても、それは普通にメガネでものを見るのとはまったく違った見方です。
レンズと眼の距離、レンズと見るものの距離の関係が全然違うのです。
そのようないい加減なことで、歪曲についてあのように単純に比較して説明するのは誤りであり粗雑すぎます。
あの説明も削除すべきです。
それから、質問7〜11に対してご回答がありません。なぜでしょうか。回答できないのであれば、あの部分は削除すべきです。
http://www.ggm.jp/ngk/ 私が世話人代表を務める、上記URLの日本眼鏡技術研究会であなたも勉強をなさいませんか。
井の中のかわずではだめです。広い大海を表面から深海まで知ろうと思いませんか。
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岡本様 2005.9.21 橋爪 直
私のホームページに記載していることは「私感」であります。それが間違っている場合もあると思いますが、
私の感ずるままを書いているのであり他を批判しようとするものではありません。
一般消費者に「より良いもの」を選択してもらいたいとの思いで記載しているのであり、
当店への誘因を行っているものではありません。
岡本様はメーカーの違うレンズを何種類も掛けたことがありますか?。その経過を見たことはありますか?。
私は何十年メガネを扱い、お客様から苦情を何回となく受けております。その経験からの思いを書いているのであります。
岡本様の問い合わせの内容は「一般消費者」の立場に立っていると標榜していますがメーカー側の擁護があると思います。
私も今後気をつけますが岡本様も私のホームページに記載した内容が本当なのか試験する必要があると思います。
その上で私の言っていることに間違いがあれば、ご指摘ください。
私は商いの上で嘘があってはならないと思います。自分の経験上の私感を述べ、
一般消費者に情報を提供することは大切なことと思います。
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橋爪様 2005.9.21 岡本隆博
メールを拝読しました。
個別の質問に答えられずに、総論と論点はずしで逃げておられます。
あの3社の名前を挙げての商品批判は具体的な根拠も書いていないのですから
業務妨害という明かな違法行為になるのだということを、まだわかっておられないようです。
では、お好きになさってください。
それで、検察か弁護士から警告を受けたら、
反省されることになると思います。
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岡本様 2005921 橋爪 直
まずはじめに、あなたからの質問に答える義務はありません。その中で誠意を持って分かる範囲を答え、
ホームページ上でもその範囲で訂正・削除しています。
今度は脅迫をされるのですか?。私は自分の経験上を私感として述べているのであり、
それが業務妨害になると言うのなら受けてたちましょう。
あなたのは机上の論理であり、あなた自身が橋爪の言っていることが正しいか間違いなのか試してみてはどうですか?。
尚、貴殿のホームページを見ようとする気はありませんが、私の個人名や商店名などの個人情報を掲載することが
ないよう気をつけてください。
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橋爪様 2005921 岡本
どこが脅迫になるのですか。私は本当のことを言っているだけです。それがなぜ脅迫になるのでしょうか。
あなたが広く公にしておられるサイトの一部を引用してそれに対する公開質問をするのに、
あなたの名前を出すのがどこが悪いのですか。
それが違法であるとおっしゃるのなら、どういう法律の何条に違反するのかをおっしゃってください。
とにかく、この話はあなたが公にしておられるサイトの内容に関することですから、個人情報云々はおかしいですね。
もしも、自分が公開したサイトについて、誰かが自分の名前を出して批判的な意見を書いてそれを公開したらいけない
とおっしゃるのであれば、あなたは独裁国家の元首と同じことになります。
それと、こちらからの公開質問とそちらからの回答はこちらのサイトや雑誌に掲載しますと予め断ってあり、
それを承知の上であなたはこちらへ返事を出しておられるのですから、いまさら、自分からのメールを名前を出して
こちらのサイトに掲載するなとおっしゃるのなら、それは筋が通りません。
掲載されて困るのなら、初めから返事を出さなければよいのです。
それと、自店のサイトの一部を削除したとおっしゃいますが、私が初めに問題にしたところは、検眼云々も、車のライトも、
みなまだ残してありますね。その理由をお尋ねします。(2005。9.21。12:20現在)
3社のレンズに関する初めの文章はそのままで、(3社すべてのレンズをモニターしたわけではありません)と
書き足してありますが。なぜ、あの3社の名前を削除しないのでしょうか。
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(橋爪氏から) 2005.9.21
あなたは何歳かしりませんが相応の年齢を重ねている人でしたらかわいそうな人ですね。
たぶんどこにでもいる理屈ばかりをこねる若い人ではないかと推測しております。
自分の言うことだけが正しいと思っている人ですね。若い人の中には沢山の誠実な人がいます。
あなたは聖人様か仏様ですか?。今までに法に触れたことをしたことはありませんか?。
本当のことを言って何が悪いのかと言いますが、それでは私も本当のことを言っているのであり、
空論を言っているのではありません。
あなたのメールをそのまま当方のホームページに掲載します。あなたも好きなようにしてください。
以後、あなたからの返事は不要です。
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岡本です 2005.9.2
私からのメールをあなたが勝手にそちらのホームページに載せるのは、明かな著作権違反になります。
なぜならそれは違法な無断転載となるからです。私は私からのメールを貴店のホームページに転載してもよい
とは言っていません。無断転載が違法とならないのは、それを引用して自分の意見を述べる場合に、
必要最小限の引用をする場合だけです。もちろん出典を示し、どこからどこまでが引用部分であるかということを
明確に示さないといけません。
ですから、最初の私からの公開質問における貴店のHPの文章の一部引用はまったく合法なのです。
とはいえ、今回の私とあなたのメールのやりとりをすべてそのままそちらのホームページに転載していただくのならば、
それは、ぜひこちらからお願いします。
くれぐれも申し上げておきますが、自分にとって都合の悪いところはカット、というのはいけません。
すべてそのままなら、ぜひどうぞ。
もっとも、こちらのHPにはすべてそのまま掲載しますから、そちらでの勝手な削除があれば、読者にもわかるわけですが。
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(橋爪氏から)
私はあなたのように根性が腐ってはおりません。
ご心配なく一字も違わず掲載してあります。
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*ほほう、と思って、メガネのハシヅメのHPを見ると、そのブログhttp://blog.livedoor.jp/hashizume8/
に、
以上のやりとりが掲載してありました。そして最後に下記の「感想」を付けてありました。
《当店の感想:以上に岡本氏と当店のメールを掲載しましたが、岡本氏が言っている「この件だけに返答して
他の件については論点はずしで逃げておられますね」と言っていますが当店からのメールには一部分の返答しかありません。
また、質問に答えたら「掲載することを承知した」という論理はあまりにも自分さえ良ければいいと言う論調だと思います。
公にしているホームページなら、無条件に転載しても良いと考えることも変だと思います。
私は当店のお客様や一般消費者の皆様向けに開設しているのであり、リンクはフリーとしていますが、
記載内容まで転載を許可しておりません。》
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岡本です
根性が腐っているなどという人格攻撃を書くと、自分で自分の人間性を貶めているのだということに気がついていただきたいです。
そして、これは侮辱罪に該当しますね。それで、私はあなたに対してフルネームで名乗っているのですから、
そういう人間に対して「岡本某」などと表記するのは失礼なことです。貴殿のサイトで「岡本某」としてあるところは、
「岡本隆博」または「岡本隆博氏」と書き換えてください。なぜ「岡本某」と書かれたのでしょうか。(質問A)
そして、あなたのどういう質問に回答がほしいのですか。
こちらが回答をしなかったものに関しては、回答すべき筋合いのものではない、的はずれな質問だから放置したに過ぎません。
なんでしたら、回答をしてほしいところがどこであるかということをもう一度お示しください。(質問B)
当方が回答をしなかったことの理由を書きましょう。
それと、これは公論として話をしますよ、質問も返事もこれこれに載せますよ、と初めから言っているのです。
なのに返事をしておいて、個人情報云々と言って自分の名前を出すことをいやがるということが、おかしいと言っているのです。
個人情報保護法案と、今回の議論とがどういう関係があるのでしょうか。(質問C)
それで、初めの公開質問書の質問7〜11にお答えになれない理由は何でしょうか。(質問D)
なお、答える必要がないから、ではだめです。それでは理由になっていません。
それと、あなたはメガネをフレームとレンズの一式でも通販をされるのですね。
フィッティングは単に掛け心地だけの問題ではなく光学的に正確なメガネを提供する上でも重要な作業です。
まさか、「それは知らなかった」、とはおっしゃいますまい。
新しいメガネをフィッティングなしで販売することに関して良心の呵責はないのでしょうか。(質問E)
たとえば、−8Dのメガネで、角膜頂点間距離が4mm違えば矯正効果はどれくらい違ってくるのか、
ご存じなのでしょうか。(質問F)
それから、誰がどこで、公になったHPなら無条件で転載してもよい、と言いましたか。(質問G)
公になった広報物の一部を引用してそれに対する論評を公にするのに原著者の許可を必要としません。
そうでなければ、ジャーナリズムも学問も成り立ちません。
また、公開質問をするのに、その対象である広報記事の一部を原文のまま引用して公開質問をするのは、
当然のことです。それがいけないとおっしゃるのなら、いけない理由を教えてください。(質問H)
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* 一晩あけて22日になって、例のブログを見てみましたが、「感想」のあとに私からのメールは載せられていません。
それで私は22日の午前10持59分に次のメールを送りました。
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岡本です。
貴店のブログにあった、私とあなたの対話の記事の最後に、あなたの感想を書いておられ、
それに対して私が送った質問が、その感想のあとにまだ掲載されていません。
その理由をお伺いします。
あなたは、私に対して「自分はあなたとは違って根性が腐っている人間ではない」とおっしゃいました。
であれば、自分にとって耳の痛い内容の質問でも、あの感想のあとに、公正に(フェアーに)掲載なさる
べきなのではありませんか。
ただし、あの質問に対する返事をなさるかなさらないかはもちろんあなたの自由ですが。
あの私の質問をあそこに掲載されて、あなたがそれに答えをしなければ、それで私からのメールは終わります。
あとは、その私の質問までを読んだ読者がこのたびの議論をどう評価するかは、読者の自由です。
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* これ以後、橋爪さんは当方に対してはずっと沈黙されたままです。
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