子供用の眼鏡のレンズは


Q. 子供用のメガネでも、『非球面レンズ」の使用を考えた方がよいのでしょうか

A. たいていの場合、非球面レンズを使うほどのことはないと思います。

子供用の眼鏡選び5.  非球面レンズがよい?

なお、ものの見え方の歪みが少ないから、とか、
薄く軽くなりますからとか言って、
子供用に非球面レンズを勧める店もあるようですが、
それは私には考えにくい提案です。

まず子供用メガネフレームの場合、
レンズまわりのワクの大きさがせいぜい50mmまでですし、
度数もプラスでもマイナスでも、強くとも6Dまで、普通は2〜3D程度でしょう。
それでなぜ非球面が有利なのか、まったくわかりません。

レンズの端でものを見たときに、ものがゆがんで見える度合いが少ないという説明もあります。

しかしそれも、実際にはわずかな差で、
その差を感じるのは相当に強度でしかもよほど横目を使った場合です。

しかも、非球面設計のものでも、
歪曲収差が特に改善されていないものもあるようです。
(日本眼鏡技術研究会雑誌61号より)

また、非球面設計にしたからと言って、小さいメガネフレームに入れるのに、
薄さや軽さで球面設計のものにくらべて「意味がある」といえるほどの差があるとは思われません。

子供用メガネの場合、よほど強度でなければ、
価格のことも考慮に入れると、球面設計の普通の屈折率(1.5)のもので十分です。

少し強度の場合なら、屈折率1.6のものを使うのもよいと思いますが、
プラスの場合であれば、普通の屈折率のもので直径の小さいレンズを使えばよいのです。

直径の小さいレンズというのは、
眼鏡屋さんがレンズのメーカーにレンズを注文するときに、

「これこれのフレームのレンズ部の大きさで作りますので、
その枠に入る範囲でレンズが薄くなるような直径を指定します」

という感じで、眼鏡屋さんのほうがレンズの度数とフレームのサイズを計算し、
最初に送られてくるレンズの大きさの規格を細かく指定して作成するという、
ある種の職人的工夫をいかしたレンズ注文方法のことをいいます。

いまのところ、このコーナーはこのページで終わりです。

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