その眼鏡店の価格の正当性は
(続きその一)


<3> 眼科の指定店であるかどうか

眼鏡店が、

「町の開業眼科や病院の眼科の指定店となっているかどうか」

ということは、
その眼鏡店やそこにいる眼鏡技術者の技術レベルとは必ずしも相関関係はありません。
そういう店や技術者においてもピンからキリまでだと言えそうです。

その理由は、
眼鏡技術者のレベルを評価するだけの能力を持つ眼科が少ないからです。

また、
眼科で処方箋をもらって眼鏡店でメガネを作るのと、
眼鏡店で測定して作るのとでどちらがいいのかということは
一概には言えません。

しかし、
眼科処方による眼鏡調製の場合に、
処方をした眼科と調製をした眼鏡店の間の意思の疎通が十分でない場合に、
そのメガネでうまくいかなかったとき

(そのメガネの見え方に不満が出た場合)

の責任の所在があいまいになることがあり、
そういう相談がよく消費者センターなどに寄せられているようです。

また、
眼科で処方箋をもらってその指定店へ行った場合には、
一回でうまくいかなかったとき、
再処方によりレンズは無料で作り直しをしてもらえることが多いようですが、
眼鏡処方が得意な眼科でなければ、再処方でもうまくいかない場合もあるでしょう。

また、眼科の指定店では、
商品の品揃えや価格の面で、必ずしも満足出来ない場合もあるかもしれません。


それから、

「自分の目は単なる近視や老眼ではなくて何か病気ではないか」

との不安をお持ちのかたは、
眼鏡店ではなく眼科へ行かれることをお勧めします。

また、眼疾患と関連した治療的なメガネは
当然ながら眼科の処方によって眼鏡を作るべきです。

ただし、眼疾患のあるなしに関わらず、
眼鏡度数の処方に関して疾患の所見からくる配慮を特に必要としない場合には、
眼科処方よりも眼鏡店による測定処方の方が、望ましいと思います。

なぜなら、その方が眼鏡での見え方に対する責任の所在が明確だからです。
<4> 資格を持っているかどうか

眼鏡学校を出ているかどうかということ ですが、
眼鏡技術者には、まだ国家資格はありません。

業界の様々な団体や、
眼鏡学校などが発行しているプライベートな資格
(たとえば「眼鏡士」「眼鏡光学士」など)
はあります。


そういう資格を持っていない人全体の平均レベルと、
何らかの資格を持っている人全体の平均 レベルとを比べると、
おそらく持っている人の方が上だと思います。

ただ、資格を持っている人でもレベルはさまざまですし、
持っていない人でも同様です。

また、資格にもいろいろあって、
簡単に取得できるものから海外の国家資格などのように、
むず かしいものまでいろいろあります。

中には「A級○○士」という資格で、
実はB級もC級も存在しないと いうのもあります。


ですから、資格に関しては

「持っている人の中には優秀な人もいるが、持っているから大丈夫とは 言い切れない」

と考えていただければと思います。


ただ、
海外の国家資格を持っている人たちの平均レベルは、
我が国全体から見ると非常に高いです。

しかし、残念ながら、
そういう人たちは全国で指折り数えられるほどに少ないですし、
一方では海外の資格を持っていなくても優秀な方々はたくさんおられます。

また、
眼鏡学校を卒業しているかどうかということも、
資格を持っているかどうかということと似ています。

眼鏡学校を出ている方が、
出ていないよりも平均レベルは高いでしょうが、
いずれの人たちの中でもピンからキリまでいますので、決定要素にはなりません。

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