目    次


前書き 1

第1章 序論
(1)眼鏡技術者のレゾンデートル 5
(2)眼科の眼鏡処方が上手にならない理由 8
(3)上手な眼鏡処方の要諦とは 11

第2章 屈折検査 17
第一節 屈折検査の目的 17
第二節 屈折検査の種類 19
第三節 屈折検査の基本概念 24
第四節 屈折検査の基本手法 30
第五節 屈折検査の実際手順 34

5−1 他覚測定 34
5−1−1 他覚測定と法律 34   5−1−2 他覚測定の必要性 35
5−1−3 オートレフ測定の留意点 36   5−1−4 オートレフの出す数値のクセ 37
5−2 自覚測定  41
5−2−1 自覚測定の前に 42
5−2−2 裸眼視力の測定 47
《裸眼視力の測定方法》 47  《裸眼視力の測定結果の検討》 50
5-2-3 参考値のないとき 52
1.参考値のないときの自覚的屈折検査 52
(1)系の判別 53  (2)球面での最高視力 55  (3)乱視度の予測 56
(4)乱視軸の見当 56
《眼の乱視軸》57  《クロスシリンダーについて》 57  《練習の方法》 58
@前置き 59  A球面視力が「高」の場合 59
(5)乱視軸と乱視度の決定 62
@「まず入れる」乱視の度数 62   A「とりあえず設定する」乱視軸 63
B「乱視軸の粗測定」 64   C乱視度数の決定と乱視軸の決定 67
●●【CC有る無し法】 68
(6)球面度と視力の決定 72  【6面トワール】76
(7)完全矯正値の記録保存 77
5−2−4 参考値のあるとき 79
(1)裸眼視力の測定 79 (2)何を参考にするのか 79 (3)度数のセット80 (4)球面度数の一次測定 81
【乱視入れない法】85   【さっぱりわからん測定】87
5−3 眼位検査 91
5−3−1 眼位検査の意義 91  5−3−2 眼位とは 91
5−3−3 眼位検査の進め方 93  【バゴリーニテスト】 94
●●【斜位の検査】 95  《偏光視標による斜位検査》 98
●●@)斜位検査の視標 98  A)十字視標での測定 99
●●B)時計視標識・コの字視標での測定 101 C)自覚的カバーテスト 103
●●D)マドックス法 106
5−3−4 眼位検査の結果の利用法 110
5−4 両眼調節バランステストの意義 110
5−4−1 両眼調節バランステストの意義 110
5−4−2 両調テストの手順 112
@)両調テストを実施する人しない人 112 A)両調テストに使う視標 113
B)偏光視標を使う方法 113  C)偏光視標以外の方法 122
5−5  両眼調節緩解テスト  124
5−5−1 両眼調節緩解テストの意義  124
5−5−2 両眼調節緩解テストの手順  124
(追補) 両眼開放屈折検査における各眼別一次矯正について 128

第3章 眼鏡調製度数の選定   132
第1節 眼鏡処方とは 132
第2節 眼鏡処方の責任の所在 132
第3節 眼鏡処方のための基本的な考え方 136
3−1 検査距離のこと 136  3−2 人間は生き物であるということ 136
3−3 装用テストと実際の使用の違い 137  3−4 度数選びの根本的な考え方 138
第4節 眼鏡処方の実際方法 140
眼鏡処方の歌 140
4−1 全距離用眼鏡の処方 147
4−1−1 基本的な処方方針 147  4−1−2 全距離用眼鏡での違和感 148      
4−2 遠方専用眼鏡の処方 148
4−3 近方専用眼鏡の処方 150
●●4−3−1 加入度数の目安 150  4−3−2 文字などを見せる 152
●●4−3−3 度数の選定 152
●●4−3−4 処方上の注意点 155
(1)近用眼鏡を使わないときには裸眼で過ごしている人 155 
(2)遠用(または遠近両用)も使っている人 157
(3)眼位の矯正も入れるとき 161
4−4 遠近両用と二重焦点の処方 162
●●4−4−1 アイデアルとクリップトック 162
●●4−4−2 二重焦点(バイフォーカル)の処方の方法 163
4−5 中間距離用眼鏡の処方 164
●●4−5−1 中間距離とは 164  4−5−2 単焦点か中近累進か 165
●●4−5−3 中間距離用眼鏡の度数選定方法 167 4−5−4 中間距離用眼鏡のPD設定 167
4−6 遠近両用眼鏡の処方 168
●●4−6−1 累進の遠近両用眼鏡の処方 168
●●(1)累進レンズの性質 169  (2)遠視系や正視系の人の遠近両用累進眼鏡 170
●●(3)近視系の人の遠近累進眼鏡 176 (4)遠近累進の遠用の球面と乱視度の調整 178
●●4−6−2 バイフォーカル類の遠近両用眼鏡の処方 180
4−7 中近累進の処方 182

●●4−7−1 中近累進レンズの意義 182  4−7−2 中近累進レンズの構造と表示 183
●●4−7−3 中近累進の処方の方法 184 《遠近累進を使う中近用メガネ》 187
4−8 遠視系矯正用の処方 188
●●4−8−1 幼小児の遠視 188  4−8−2 青年前期の遠視 188
●●4−8−3 青年後期の遠視 189  4−8−4 中年期の遠視 190
●●4−8−5 老年期の遠視 190
4−9 近視系矯正用の処方 191
●●4−9−1 子供の近視 191  少年期と青年期の近視 192
●●4−9−3 青年後期の近視 195  4−9−4 老視を持つ近視 195
●●4−9−5 強度近視 196  4−9−6 不同視 199
4−10 正視系矯正眼鏡の処方 200


4−11 眼位矯正用眼鏡の処方 201
●●4−11−1 プリズム入りメガネとは 201  4−11−2 プリズム入り眼鏡の処方の留意点 202
●●4−11−3 プリズム矯正度数の決め方 203
おわりに 202




付編(1) ミニセミナー集


紙の視力表で行なう屈折検査  213
処方ミスの原因は?  218
眼鏡矯正における違和感について  223
上下プリズムによる違和感の原因は?  226
斜乱視の矯正は難しい?  229
視力不同について 230
フォロプターと近接ボックス型視力表は最悪の組み合わせ  234
クロスシリンダーによる乱視検査での測定誤差について  236
近見RedGreen視標を見る調節状態の測定  245
近見での調節バランステスト  261
「両眼開放屈折検査」の誤解  266
両眼開放屈折検査の意義の一つ  267
単眼屈折検査と両眼開放の一次検査の比較  268
視力の出にくい眼の両眼開放屈折検査   269
両眼バランステストの雲霧量は?  273
ダブル濃いレンズ法  279
ピンホールによる斜位測定法  281
プリズムの異度数相互比較の方法   282
自店販売の眼鏡に苦情が来たら   284
両面非球面は内面非球面よりもどれだけ性能がよいか   285
強い弱いは何を基準に  288
抑制を検査する「赤緑バゴリーニもどき」  290
角膜頂点間距離12mmのウソ  292
夜間運転に使うメガネ   295
プリズム付きレンズの加工   297
具合の悪いフィッティングは8割はこれで解決する  298
眼科処方箋に記載の近用PDが遠用PDに比べてあまり狭くない理由  301



付編(2) 眼鏡処方実例集 他


両眼開放で球面度数がグンとプラス寄りに   306

強度不同視の眼鏡処方2例  307

パソコン用メガネか遠用メガネか  310

超敏感な人  311

R0.4△ベイスダウン  312

書類の向こうにノートパソコンを置く中年女性  313

横目でゆがみが   314

無愛想で変わった女性   315

前眼鏡がほとんど合い度数だったので   316

処方箋で左は度なしだったけれど   317

PDの記載のなかった処方箋   320

眼科では「なれてください」とだけ   318

この乱視はおそらく一過性でしょう   321

「レンズが合っていなかった」とは?   322

眼科を4軒ハシゴした人・眼科医から「どんな目にするか自分で考えて」と  325

K眼科への眼鏡調製報告書  327

あたらしい眼科   331

眼鏡処方に調節安静位を生かす   333

レンズ受注の必須3要素   340

サービスケースへの収納性   341

スネークをU字に   342

他店購入枠の調整依頼への対応方法   344

原則は先客優先だが  348

赤緑テストの信頼性  350   楽譜を見たい50歳の男性  350

フィッティングの3力6光  351  不同視で上下斜位の人  351

CADの画面と遠方をはっきり見れる遠近両用を 352  フィッティングはいつやるの?今でしょ  352

低矯正にしない理由 353  こんな見事な錯視があったのか 353    枠を仕入れるときに  354

両眼バランステストの重要性  354  試験枠検査のスピードアップの方法 355

不思議な検査器  356  過去予言者が現れた 357

視力が0.6〜0.9に収まる度数の求め方 359