珍しい遠視性不同視
永光勝之
珍しい遠視性不同視


32歳の男性で、
最初、医師に処方箋を出してもらって、
メガネ店でメガネを作られたのですが、
うまくいかず、それから他の眼科やメガネ店を
数年間あちこち行かれても、
どうにも良い状態にならず、
苦悩しておられたとのことです。
そして、いま「本を読むのが苦しい」とのことです。

前眼鏡(某メガネ店 西大寺店)
R:S 0.00
L:S 0.00 C−1.50 Ax180 OCD68

当店での5m完全矯正値
R=(1.20×S 0.00 C−0.50 Ax170)
L=(1.20×S+1.75 C−3.00 Ax180 3△B.I.)
   OCD R=32,L=35

処方値
R=(1.20×S 0.00 C−0.50 Ax170)
L=(0.80×S+1.00 C−2.00 Ax180 3△B.I.)


手元の文字を鮮明に見るのなら完全矯正値でも
よいかと思ったのですが、
処方値のほうが違和感が少ないとのことで、
これで遠くもスッキリ見え、
また週刊誌も楽々読むことができるそうです。
これでも近見が相当楽に見えるようになったのは、
前眼鏡に比べて左目の視力が改善したのと、
プリズム度数の付加により外斜位を矯正
したことが大きいと考えます。
来店前は近見が不自由で
遠近両用メガネを作らなければならないのかと
心配しておられたそうです。
とりあえず上記度数で製作し、なれたら半年後くらいに完全矯正値で
もう一つ作りましょう、という事になりました。

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岡本
初めにこのかたから私にメールで、近隣のメガネ屋さんで
技術の確かなところを紹介してほしいということで
依頼があり、岡山のせのをやさん(永光店長)を紹介したところ、
永光さんは、期待にたがわず快適なメガネを作ってくださいました。
後日にこのかたから、

「おかげ様で、永光さんに丁寧にプリズム処方して頂き、
実は最近は、裸眼視ができる目の状態を認識するまでに回復しました。
どうやら永光さんの正しい処方により、
眼筋や眼軸のバランスが改善したのではと、推察しています。
世の中には、私の様に最適な眼鏡が手に入らず
困っている人がたくさんいると思いますので、
岡本様の様に業界の間違いに
異を唱える方がおられて非常に助かりました。
永光さんによろしくお伝え下さい。ありがとうございました」

というご丁寧なお礼のメールをいただきました。

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