兵庫県姫路市・メガネのルックワン様 辻元丞司様


兵庫県姫路市・メガネのルックワン様
辻元丞司様

                                  2014.12.22 岡本隆博

貴店のホームページを拝読しまして、
私が疑問に感じたことをお尋ねします。
 * 下記の文中で《 》でくくった文章は、当該サイトから
   原文のまま引用したものです。

質問1
貴店の認定眼鏡士には、SS級のかたはおられても
SSS級のかたはおられないようですが、
その理由をお尋ねいたします。

質問2
http://lookone.jp/choice#choice1
(2014.12.22現在)
のページに《お客様にとってベストワンのメガネを見つけていただくため、
ルックワンでは、常時20,000点以上のアイテムを取り揃えております。》
と強調してありますが、貴社は6店で営業しておられますので、
1店あたりの平均アイテム数は3300本あまりということ
なのですね。
それであれば、メガネの専門店としては、特に多いほうでもないと
思いますが、いかがでしょうか。
 

質問3
http://lookone.jp/fit2
(2014.12.22現在)
のページに《老視は近くを見るときの眼の筋肉が、
加齢とともに動きにくくなり、近くがみえづらい状態となります。》
という説明がありますが、
老視は、網様体筋の収縮力の衰えはさほど関係なく、
水晶体の弾力性の減少が起こすものであるというのが
世界の眼科学の常識だと思うのですが、
それに反して貴殿が、老視は筋力の衰えが原因だとされることの
根拠が何かあるのでしょうか。

 参考 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%80%81%E8%A6%96
    http://medical.yahoo.co.jp/katei/101127000/

以下の質問4〜7は
http://lookone.jp/fit3(2014.12.22現在)
のページについてのものです。

質問4
《視力をより最適に保つ距離。また、補正したレンズが
最大限機能として発揮される距離。それが、「12mm」です。》
としてありますが、そのような断定は正しいのでしょうか?

 参考 拙著書『眼鏡処方の実際手法』に
    「角膜頂点間距離12mmのウソ」という
    記事があります。
      http://homepage1.nifty.com/EYETOPIA/books.html

質問5
《上から見たメガネの反り角の調整です。》
《これも、基準値が定められており、
遠用(常用)・・・180°〜175°
近用・・・・・・・・・170°前後》
としてありますが、

5−1
カーブを持つレンズの光学中心は、玉型の中央よりも
鼻側か耳側に少しでも寄っている場合が多いものですが、
その場合には、
レンズのそり角(輻輳か開散の角度)と
枠のそり角は一致しませんので、
上記の説明の角度は、変わってきますよね。

5−2
ここに描いてある図の、近用での170度は、
内そりと外そりが逆ですよね。

質問6
抱え込み角についての写真が並べてあり、
《これは、抱え込み角のパターンですが、1がより理想に近いものになります。
抱え込みが少ないと、掛かりが浅くなり、少しのことでズレてしまうからです。
図では1⇒2⇒3の順で、深くなっております。》
とのことですが、
この写真だと1がもっとも抱え込みが少ないわけですが、
それが《理想に近い》のですか。

質問7
《次に落ち込み角です。》
として、落ち込み角が浅いのはダメという説明ですが、
実際のところ、適切な落ち込み角は、
各人の耳の付け根の角度によって異なるわけで、
このような単純な説明は非現実的だと
思いますが、いかがでしょうか。


以下の質問はすべて
http://lookone.jp/fit1(2014.12.22現在)
のページでの解説についての質問です。

質問8
《フレームの縦幅は、眉からアゴの先端までの長さに対して
3分の1が理想。》
としてありますが、私の場合、眉からアゴの先端までの
長さは約16cmです。すると私にはフロント部分の
縦幅が5cm以上もあるフレームが理想なのですか。

質問9
《縦幅が大きすぎるとフレームのアンダーラインが、
小鼻に近づいて、鼻が低く見えてしまうからです。
よりスマートに見せたいなら、
眉から鼻先までの長さに対して3/2以内で。》
としてあります。
私の場合、眉から鼻先までは約75mmです。
であれば、縦幅が50mm以内、たとえば45mm
のものでも《スマート》に見えるのでしょうか。
最近のメガネは、縦幅が30mm前後
のものが大半なのですが。

質問10
《この性質を利用してのおすすめは、まつ毛がレンズに
当たらない程度まで眼に近寄せられるフレームを選ぶことです。
鼻パッドが固定されているセルフレームは、
レンズが眼に近くなるものが多いです。
クリングス・パッドタイプのフレームでも、
調整でレンズを眼に近寄せることができます。》
としてありますが、

10−1                                     
固定パッドのセル枠において、装用者の鼻根の太さと
枠の鼻幅との関係で、レンズが眼に近くならない
場合が、往々にしてありますよね。

10−2
その場合にクリングスに換えると、
セル枠にクリングスを付けたものは、
頂間距離をより長くするのは容易ですが、
逆に、パッドをいくらレンズに近づけても
頂間距離があまり短くならないことがほとんど
なのですが、貴殿にはそういうフィッティング経験
はありませんか。

10−3
クリングスつきの金属枠の場合でも、枠の鼻幅と装用者の
鼻根の太さとの関係から、頂間距離を短めにできないことが
ままありませんか。


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