熊本市中央区・メガネの大宝堂御中 布田昭様


熊本市中央区・メガネの大宝堂御中 布田昭様

                              2014.11.2 岡本隆博

貴店のネットサイトにつきまして、疑問に感じました
ことをおたずねいたします。
なお、質問文中《  》内の文は、当該サイトの
記事から原文のまま引用したものです。

質問1
http://www.taihodo.net/pro/no1
(2014.11.2現在)
ここに《メガネの大宝堂には、メガネの専門店として
日本一の検眼室があります。》
としてあります。
貴店の検眼室が日本一であることの具体的な根拠を
お尋ねします。

(参考)
眼鏡公正競争規約
http://www.ggm.jp/gkkk/kohsei.html
の第9条に
《(2)優位性、最上級等を意味する用語
「日本一」、「当社だけ」、「No.1」、「他の追随を許さない」、
「最大」、「最高級」等最上級を意味する用語は、
その内容が客観的、具体的事実に基づいており、
かつ、具体的数値等の事実を付記してある場合
においてのみ使用することができる。》
としてあります。

質問2
http://www.taihodo.net/pro/measure
(2014.11.2現在)
フォロプターの写真のところに
《乱視のチェックも含めて、右目と左目、
それぞれの目の度数を調べていきます》
としてありますが、であれば、
貴店では、両眼視機能の検査だけでなく
屈折検査(いわゆる度出しの検査)も、
フォロプターを使ってなさっているようです。
しかし、それだと「器械近視」により、
不要な調節が介入するおそれが、仮枠検査よりも
強いのですが、それについての貴店のお考えは
いかがでしょうか。

(参考)
『日本眼鏡技術研究会雑誌』第6号
「フォロプターの器械近視について」(桂孝次郎)
において、フォロプターでは仮枠検査よりも、
特に中等度近視において、0.25〜0.50D分
マイナス寄りの度数に出やすいことが指摘されています。

質問3
フォロプターでの単眼検査のあとで、仮枠検査で両眼視で
球面度数のチェックをするにしても、フォロプターで調節が介入した
状態で測定された乱視の度数や軸は信頼度がやや低くなっています。
では貴店では、もう一度仮枠で乱視の検査もなさるのでしょうか。

質問4
上記質問2のページには、両眼開放屈折検査のことが
言及されていません。
眼鏡処方においては、両眼視検査に優るとも
劣らないくらい、両眼開放屈折検査が必須であり
重要なのですが、貴店のサイトでは
なぜ両眼開放屈折検査について
何も書かれていないのでしょうか。

 参考 拙著書『よくわかる眼鏡講座・下』
       『眼鏡処方に実際手法』
        http://homepage1.nifty.com/EYETOPIA/books.html

質問5
貴店では、両眼調節バランステストをする前に
両眼融像視による各眼別の一次矯正をされるのでしょうか。
されるとしたら、どんな方法でされるのでしょうか。

質問6
《利き目テスト 左右どちらの目が利き目なのかを確認します》
としてありますが、利き目がわかったら、それを処方にどのように
生かすのでしょうか。


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