名古屋市緑区・メガネアベール様
奥村佳典様


名古屋市緑区・メガネアベール様 奥村佳典様
2014.9.19  岡本隆博



貴店のネットサイト
http://www.megane-avail.com/(2014.9.19現在)
を拝見して、疑問に感じたことをお尋ねいたします。
(下記において《 》内の文は、当該サイトから、原文のまま
引用したものです)

質問1
ネットサイトのトップページなどに、何箇所か
「眼鏡認定士」としてあります。
なぜ、こういう不思議な用語が掲載されているのでしょうか。

質問2
http://www.megane-avail.com/skill/(2014.9.19現在)
このページに《店長奥村のアベール5つの誓い》として、
《よく見え快適なメガネをお作りします》としてあります。
しかし、私の経験からすれば、そのお客様の眼の状態
によっては、《よく見え》ということと《快適》ということが
両立しない場合があると思うのですが、
奥村様の場合には、どなたにでも、その両方を両立
させるメガネをご提供になれるのでしょうか。

 * なお、眼鏡処方の難しさについては、拙著書が
   ございます。↓
『眼鏡処方の実際手法』
  http://homepage1.nifty.com/EYETOPIA/books.html

質問3
http://www.megane-avail.com/delivery/(2014.9.19現在)
このページの検眼のところに、近接ボックス型の視力表と
器械式の検査器の写真があり、それらでもって、いわゆる
完全矯正値を求めておられるようです。
しかし、その検査に、この組み合わせはまずいでしょう。
理由は下記の2点です。

・近接ボックス型であれば、自然な視空間で行なう
 5m検査よりも、調節が生じやすい。
・器械式での測定は、筒状のものを通してものを
 見ることによる器械近視が生じる恐れがある。

屈折検査においては、いかにして被検眼の調節の介入を
防ぐかということが重要なのに、SSS級眼鏡士である貴殿は
なぜこのような組み合わせを採用されたのでしょうか。

質問4
そして、このページの記述によると、
なんと貴殿は、レンズ加工の後でフィッティングを
なさっているのですね。
(貴殿は、SSS級の認定眼鏡士ですよね)

私は上で紹介した拙著書のP.352において、
加工の前にメインのフィッティングをすべきで
あることの理由を8つ挙げております。
(たとえば、ちゃんとフィッティングをしてこそ、
その枠における瞳孔位置が定まるのではありませんか?)

もし、メインのフィッティングを、加工の前よりもあとで
するほうがよいことの理由があるのなら、
その理由をお聞きしたいです。

質問5
同じページに下記の記述があります。
《メガネを常用される方に最も重視して頂きたいのは『掛け心地』です。
とにかく、お店で色々なフレームを掛けまくって下さい。
すると掛け心地の印象の善し悪しが分かってくると思います。
そして第一印象のいい物を選ばれることをお勧めします。》

すると、第一印象が良くても、掛け心地がいまいちの
ものは、選ばないほうがよいのでしょうか?

当店の場合は、よほどサイズが合わないものでなければ
「掛け心地は調整しますので、お好きなデザインや色のものを
お選びください」と申し上げるのですが、
「大きさや雰囲気は良くても、未調整では掛け心地がいまいち」
という枠を貴殿の技術で良い状態に調整することは、
ほとんどの場合に無理、ということですか。
私の場合、それはほとんどの場合は可能なのですが。

質問6
同じページに、安売り店の枠は素材などが何を使って
いるのか不明なので怖くてさわれない、ということが
書いてありますが、
では貴店でも扱っている枠で他店購入のものを
フィッティングに持ち込まれた場合は、どうなのでしょうか。

 ご参考まで → メガネフィッティング調整研究会
  
http://usukal.biz/fitting/


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